スタッフが自宅で行なっている環境にやさしい取り組み【ハーチの一問一答vol.2】
- On 2021年1月8日
- インタビュー
ハーチの杉山です。あけましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2021年最初の今回は、「ハーチの一問一答」の第2弾として、スタッフが自宅で行なっているゼロウェイストチャレンジなどの環境にやさしい取り組みや、考え方などを一問一答形式で紹介します。約1年前から行なっているオフィスの「ゼロウェイストチャレンジ」、昨年春から実施した「おうちでゼロウェイスト」などを通して、やるようになったことや気持ちの変化、周りの人との関わりについて質問してみました!
※ゼロウェイストチャレンジとは?
ハーチで2018年末から行なっている、ごみを焼却することにより排出される温室効果ガスを減らすため、燃えるごみをできるだけ削減する取り組み。これまで、燃えるごみに出していた紙・プラ・生ごみなどを細かく分別する、再利用できるものを洗って何度も使用する、必要ないものは買わない・もらわないなどの工夫をしている。(ゼロウェイストチャレンジの記録:1か月目、2か月目、3か月目、4か月目)
おうちでゼロウェイストチャレンジで、楽しかったことは何ですか?
- 皆で一斉に行うことで、ごみに対する考え方を周りの人と共有できたのが面白かったです。効率とのバランスなど、ゼロウェイストの難しさも含めて、環境問題を改めて意識するきっかけとなりました。
- 社内の他のみんなのゼロウェイスト豆知識を聞けたのが楽しかったです!
- 分別するためにリサイクル表示を改めて確認するようにしたら、プラっぽく見えるのに実はリサイクル可能な紙だったなど、新しい発見があったのは面白かったです。
- ハーチに入社してから、できるだけゴミを出さないように以前よりも気をつけるようになりました。
難しかったこと、面倒だったこと、やりたいと思ったけど続けられなかったことがあれば教えてください。
- 家でのごみを減らす取り組みで難しいのが家族との温度差です。
- ごみの量を把握するために、袋がいっぱいになるまで捨てられずにいたことが面倒だと感じました。
- 理想を言えば材料を買ってきて無駄なく使って料理した方がいいのかもしれませんが、1時間の休憩時間を使って保育園にお迎えに行っていて、帰宅時すでに空腹の娘をなだめるには、すぐに食べられる出来合いのものや温めるだけで食べれる冷凍食品に頼らざるをえず、プラゴミ・包装ごみの削減は難しく感じました。
- 紙ゴミ用のゴミ箱を家に用意していないため、細かい紙などは燃えるゴミに入れてしまうことが多くなっています。意識ではなく、仕組みにしないと続かないなと思いました。
- いつも捨ててしまう野菜の皮を使って出汁をとりたかったのですが、時間がかかるために継続することができませんでした。また、野菜を包装していない八百屋で買い物しようと思いつつ、結局こちらも時間節約のためにすべての食材をスーパーで買っています。
同居されている方がいる人にお聞きします。おうちでゼロウェイストチャレンジを始めてからの同居されている方の反応はどうですか?
- すごいな、と感心していました。また、いかにごみが多く出ているかということにも気づいていました。
- 協力はしてくれますが、あくまでもおつきあいという感じがあります。
- 協力的でした。でも「汚れたプラスチック容器を洗剤で洗う環境負荷と、そのまま廃棄して焼却されたときの環境負荷はどっちが大きいの?」と言われ、私もまだ検証できないことをエコと言い切ってしまっていいのか…と葛藤がありました。
- 夫には特に何も伝えていませんでしたが、私が以前より細かく分別する様子を見て、夫も以前より分別するようになっています。
ゼロウェイストチャレンジの前と現在を比較して、自宅のごみ量に変化はありましたか?
- 包装が少ないものを買うよう意識するになったので、今までごみ袋45Lが1週間で一つだったのが、2週間で一つになりました。
- ごみになるようなものを買わなくなったのでごみを出す回数が減り、毎日出していたごみが2~3日に1回になりました。
- 週に3袋(45L/袋)程度だったのが、2袋以下になりました。
- 量はもう覚えていないですが、生ごみは1/3くらいになりました。
- 努力はしましたが、結局スーパーで買い物をしてしまうため、大きくは減りませんでした。
ごみ量以外でなにか変化はありましたか?あれば教えてください。
- 買うモノが変わりました。例えばすぐゴミになりそうなものや、すぐ壊れてしまう可能性のある100均のものなどを買わないようになりました。
- TVを観ている時に、以前と比べて、受け止め方の変化を感じる機会がありました。(例:海外の街で古い車が走る映像を観た時、デザインの美しさと同時に、環境への影響が気になってしまいました。)
- 娘が燃えるごみとプラ容器とどっちに捨てればいいのかを聞いてくるようになったくらいですかね。
- ペーパータオルなどを使うことが少なくなった。ハンカチを持ち歩くようになった。物を買うときに、より長期で使えるものを意識するようになった(服など)。
あなたがプライベートで行なっている、環境にやさしい取り組みがあれば教えてください。
- 自転車や徒歩で移動。ゆたんぽを使用しています。
- 自宅の電気を再エネ100%に切り替え、食生活をプラントベースに切り替え、給与口座を化石燃料産業に投資していない銀行に切り替え、マイボトルの使用、マイバッグの使用、RSPO認証を取得している洗剤を使用、食材や調味料を買うときはできるだけ国産・地元のものや持続可能な生産に関わる認証がついているものを選ぶ、SNSやポッドキャストでの情報発信。
- 忙しくない時・疲れていない時には、なるべく宅配を利用せずに、運動だと思って徒歩で買いに行くようにしています。
- たまに、野菜や果物の皮などをベランダ菜園に入れてかき混ぜています。もう少し暖かくなったら野菜を育て始める予定です。また、自宅の電気の再エネ100%への切り替えも検討しています。
個人的に今後できたらいいなと思っている、環境に優しい取り組みはありますか?
- よほど気に入ったもの以外は、服や鞄は中古のものから探す。もしくはレンタルサービスを活用する。
- 自宅の電気を再エネ100%に切り替え(自分が住んでいるアパート会社に連絡をして意思表示をしたい)、家庭菜園。
- 環境にやさしい会社へ投資、家庭菜園、コンポストを使う。
- いらなくなった服をリユース・リサイクルする良いシステムを探し中です。
さいごに
いかがでしょうか。ゼロウェイストチャレンジをきっかけに、無意識に環境にとって負荷の少ない選択をするようになった人も少なくないようでした。今では持ち歩く人が多くなっているマイバッグの活用、自分の気に入ったマイボトルの利用など、1つ1つは小さな行動ですが、それによって削減されたビニール袋やペットボトルを年間で数えるとかなりの数になってくると思います。ハーチではプロジェクトとして全員で一斉に始めて、やったこと、できなかったこと、工夫したことなどを共有することで、全体に広がっていきました。ごみを削減するための1つの小さな行動を始めて、その行動を少しずつ増やし、それが他の人にもつながることで、多くのごみの削減につながるのではないでしょうか。ハーチでは、これからも環境にやさしい取り組みを続けていきます!