それぞれの「幸せ」を形にする、未来志向の編集者でありたい【スタッフインタビュー#15】
- On 2020年11月9日
- English Hub, スタッフインタビュー
こんにちは!ハーチの杉山です。今回は、長年さまざまな形で「英語」に関わってきたスタッフの声です。英語のカリキュラムや教材開発などをしていた教育業界から、英語学習メディアEnglish Hubの編集の世界に飛び込んできてくれた、明るくて愛のあるメンバー。ぜひインタビューをご覧ください!
プロフィール
和田 みどり(わだ みどり)
米国の大学院でTESOLを修得後、公的教育機関や民間の語学学校、大学など教育現場で、カリキュラム・教材開発や国際交流プログラムの運営に従事。留学先の教育実習で東欧やアフリカからの難民・移民に英語を教えた経験から、人が幸せな未来を描くために「学ぶ機会」を一人でも多くの人に提供したいと思っている。名前の通り緑豊かな自然で過ごすことや、植物を育てることが好き。ハーチオフィスイベントチーム所属。
それぞれの「幸せ」を形にする、未来志向の編集者でありたい
より良い明日を手に入れるために「学び」を求める人を支えたい
私はこれまで10年以上「教育」に携わる仕事に従事してきましたが、昔は、英語はどちらかといえば嫌いでした。しかし両親が洋画や洋楽が好きだったこともあり、将来は海外で就労したいと考えるようになり、実際に海外留学もすることに。帰国後に塾で英語を教えた際、自分と同じく英語の勉強に苦労し、挫折する子ども達を見て、もっと効率よく英語を身に付ける方法はないかと模索していたところ、TESOL(英語の教授法)の存在を知りました。
そのままアメリカの大学院に進み、教育実習ではTESOLをつかって移民や、読み書きの教育を受けたことがない「ゼロリテラシー」のアフリカ系難民の生徒たちに基礎文法を教えました。読み書きができないことで、工事現場やホテルのメイドなどの肉体作業に従事している人たちが、より安全で少しでも高い報酬を得たいと真摯に学ぶ姿を目の当たりにしたんです。彼らにとって教育は、「明日への希望」だということを学びました。
卒業後は、日本の語学学校で幼児から高校生まで英語のカリキュラムや教材の開発、講師研修を担当。英語を身に付け世界に飛び込んでいって欲しい、そんな次世代の子ども達への思いを形にできる仕事にやりがいを感じていました。
その後は大学の国際交流プログラム運営の仕事に従事。参加した留学生が再び来日して、オフィスを尋ねて来てくれたりすると本当に嬉しかったです。教育現場での仕事は、学校でも民間の語学学校でも、生徒の反応がダイレクトに伝わってきます。また、未来を創る仕事の一翼を担っていると肌で感じられるところが好きでした。
「仕事も子育ても」を求めて、ハーチと出会う
子どもが生まれてからは人生の軸が家庭に傾いていましたが、長男の中学入学を機に、これをまた仕事に少しだけ傾けたいという気持ちがふつふつと沸き上がってきました。毎日「英語」「教育」というキーワードで仕事を探す中、ハーチの求人に辿り着きました。
ハーチを知って最初に感じたことは、「こんな企業が本当に存在するのだろうか?」という衝撃です。やりたいと思ったことは、とりあえずやってみる!という前向きで野心的な空気と、チームで同じ方向を目指し、会社も人も成長していこうとする誠実さが共存する企業文化に惹かれました。一方で、多様な働き方で「やりたい」を応援してくれる会社というのが本当だったら嬉しいけれども、にわかに信じがたい…… と少し懐疑的な思いもありました。
コンテンツマーケティングという未経験の領域にチャレンジすることも不安でしたが「迷ったら行動。何もしなければ必ず後悔する」「もし採用されたら、そこで自分がやれること、期待される役割がある」と思い、ダメ元で応募してみたんです。採用が決まったときは、本当に嬉しかったことを覚えています。
メディアの編集者であると同時に、教育者でもあり続ける
現在は、主に英語学習メディアEnglish Hubでライティングや編集を担当しています。これまでの仕事でカリキュラムや教材の開発をしていたときは、学習コンテンツそのものを作り込んでいましたが、English Hubでは学習者である読者が、ベストだと思う情報を自ら選べるよう、情報を精査しニュートラルでわかりやすい記事づくりを心掛けています。
また、常に自分に問いかけているのは、ピックアップした言語材料や教材が、本当に多くの人の英語学習に効果があるかどうかです。たとえばリーディングやリスニング用の学習コンテンツを紹介する記事を書くとしたら、それで学習するとどのようなスキルが身に付くのか、どのように活用したらベストなのかまで触れるなど、読者の学習に思いを巡らせ、コンテンツを提供しています。
コンテンツマーケティングの視点を持って教育メディアを運営していくことは難しいこともありますが、メディアの「Editor(編集者)」であると同時に、一人の「Educator(教育者)」でもあり続けたいと思っています。
仕事も、人間関係も、生活も、すべてをサステナブルにできる職場
ハーチに入社して、特に感動したことが二つあります。一つは、これから先に広がる仕事の可能性に心が躍り、挑戦してみたいことが次々に沸き上がってくることです。柔軟な職場環境のおかげで、素直に自分の心の「やってみたい!」の声を聞くことができます。
もう一つは、人です。ハーチには新しい取り組みや組織の変化を楽しめる「受容力」が高い人材が集まっています。入社して以来、ネガティブな空気を感じたことは一度もありません。前向きな言葉と笑顔が多い職場です。これは単純に凄いことだと感じています。
また、日頃から少しだけ健康や環境に配慮した暮らしを心がけたいと思っていた中で、スタッフ全員がサステナビリティ(持続可能性)への意識が高く、外出自粛中でも「おうちdeゼロウェイスト」など常にさまざまな取り組みに触れられるところも魅力です。
もともと私は、母の影響で、洗っても体操着が白くならない洗剤や、髪がサラサラにならないシャンプー、旨味が足りない瓶詰の調味料などが当たり前の家庭で育ちました。留学先のアメリカ・バーモント州バーリントンも、スーパーには地元のフェアトレード商品やオーガニック食品・洗剤が並んでいるような町です。ハーチに参加したことで、生活がますますサステナブルに変化している気がして嬉しいです。
「ハーチ」の存在をもっと多くの人に知ってもらいたい
これからも、子ども達の「未来」のため、そして「学び」が必要な人のためにできることを考え、人の生活を少しでも豊かにできるようなコンテンツを発信していきたいです。
ハーチには、IDEAS FOR GOODやZenbirdなど、ソーシャルグッドな情報で世界との繋がりを感じられるメディア、そして「英語」や「金融」、「クラフトビール」まで、読むとちょっぴり人生が楽しく、豊かになる情報が満載のメディアが揃っています。
また、やりたいと思えることに挑戦できる、驚くほど柔軟な職場環境を作ってくれる人たちがいて、仕事で成長し続けるためのアドバイスをくれる役員がいるのも嬉しいことですね。私はそんなハーチが大好きなので、少しでも多くの人にこんな会社もあるんだよ、ということを知ってもらい、メディアで発信している情報を生活の役に立ててもらいたいです。
そして、子ども達の未来のために、ハーチのような会社がもっと増えてくれたらいいなと願っています。