子供たちに残したい未来のために。「解決の一部」になりたい【スタッフインタビュー#16】
- On 2021年2月8日
- IDEAS FOR GOOD Business Design Lab, スタッフインタビュー
こんにちは!ハーチの杉山です。今回はIDEAS FOR GOOD Business Design Lab(以下、BDL)チームのスタッフに話を聞いてきました。ハーチにたどり着くまでの経緯はもちろん、私生活でもサステナビリティを実践するヒントが得られるかもしれません。ぜひご覧ください!
プロフィール
内海 有祐美(うつみ あゆみ)
立教大学観光学部にて文化人類学を専攻。卒業後、WEBマーケティング会社に就職。スタートアップ実践イベントStartup Weekendでの優勝を経て、旅行系ウェブサービスの新規事業開発に携わる。2019年に娘を出産。子供に残したい未来は自分の手でつくろうとサステナブルな暮らしに興味を持ち、2020年より脱肉食生活を実践中。2020年6月からハーチ株式会社に入社し、サーキュラーエコノミー・サステナビリティ推進を目指す企業の支援に従事。
子供たちに残したい未来のために。「解決の一部」になりたい
好きを仕事にしていた時、コロナ禍に直面
私がハーチに入社したのは約半年前です。新卒で広告代理店に入り、その後旅行系のウェブサービスを運営する会社で働いていました。
学生時代に海外で一人旅をしたことがきっかけで、日本の魅力を海外に発信したい想いから、当時日本の製品を海外に向けて発信するメディアを運営していた広告代理店に入社しました。私が入社する頃にそのメディアはなくなってしまったのですが(笑)。2年ほどSEMコンサルタントとして働いた後、会社からの紹介で参加したスタートアップ体験イベント「Startup Weekend」で優勝し、審査員をしていた方の会社に転職することになりました。
そこでは新規事業を任せていただき、海外旅行市場におけるウェブサービスの企画立案・開発・運営を経験しました。App Storeのベスト新着アプリに選ばれるなど成果を残すことができ大変充実していたのですが、約2年の運用の後、残念ながらサービスを撤退することとなりました。ここでの事業開発の経験は苦労がありながらも非常に楽しく、この先も旅行事業の開発に携わり続けたいと思い、その後は当時参考にしていたサービスを運営する会社に転職し、UX改善やコンテンツマーケティングに従事しました。
また、プライベートでは転職後に子供ができ、産休・育休をとったのですが、育休から復帰する頃に新型コロナウイルスが広がり始め、その影響をもろに受けた会社からは復帰が難しいと告げられてしまいました。あと2ヶ月で育休が終わって子供を保育園に入れなければいけない、どうしよう……という中で就職活動をはじめ、ハーチに出会いました。
子供たちに残す未来は、自分たちでつくりたい
学生時代は海外旅行が好きで、社会人になってからは旅の魅力を広めることを軸に仕事をしてきたのですが、プライベートでは旅行よりもサステナビリティに興味を持っていました。2017年にドキュメンタリー映画『Tomorrow パーマネントライフを探して』を観て、地球が限界を迎えつつあることを知ったことがきっかけです。
その後妊娠・出産を経て、子供たちに残したい未来は、自分たちの手でつくっていこうと考えるようになり、気候変動への対策として夫婦でプラント(植物)ベースの食事に切り替えたり、化石燃料関連企業に融資していない銀行に乗り換えたり、再エネの電力会社に変えたりし、その取り組みをSNSやポッドキャストで発信してきました。
そうした中で、これから新しく仕事をはじめるのであれば、仕事においてもベターな未来に繋がることをしたいと考えるようになりました。かつて私自身が映画から影響を受けたように、人に気づきを与えるような存在になれたらいいなと思い、いろいろと会社を探している中、たどり着いたのが“Content Marketing for Good”を掲げるハーチだったんです。
「問題の一部」ではなく「解決の一部」になるために
現在は、BDLで事業開発を担当しています。具体的には、サステナビリティを重視した経営に転換していきたい企業に対し、情報収集のインプットからワークショップや事業共創といったアウトプットまでをワンストップで支援しています。
これまで複数社担当させていただいていますが、難しいと感じるのは、どの企業も皆さん手探りで進めていく中で、サステナビリティは短期的には効果を出しづらいという点です。目先の利益ではなく長期的な利益を見据えて、社会から必要とされる企業になっていくことは、まさに「言うは易く行うは難し」と思うことが多々あります。
一方で、社会にはサステナブルに変わっていきたい膨大な数の企業がいるんだと思うと、一歩一歩トライしながら溜めている知見は今後多くの方の役に立つものになると信じられ、微力ながら自分も社会の役に立つことができていると思うことができます。
パタゴニアの創業者イヴォン・シュイナード氏の言葉に「わたしたちは『問題の一部』であることもでき、『解決の一部』になることもできる」という言葉がありますが、わたしはBDLの仕事を通して、社会問題の解決をするメンバーの一員になれると信じています。
お互いに感謝し合える環境で、スキルを磨いていく
これから挑戦したいことは、自分で解決の一部になるような事業を起こすことです。BDLの仕事を通して、サステナブルな事業開発や企業のコミュニケーションを学び、将来的には夫や家族と一緒に何か事業をはじめてみたいと考えています。胸を張って「良い」と思うことを仕事にできるように、自分の子供に仕事を誇れるように、いまは地道にスキルを磨いていこうと思います。
ハーチの魅力は、挑戦の土台があるだけでなく、どのメンバーに対しても守ってくれる人がいるところです。IDEAS FOR GOODチームや案件で一緒に働くチーム、他メディアチームの皆さんが、お互いを助け合い、感謝し合える存在です。
当社には、毎月末にお互いの感謝のメッセージを贈り合う「ピアボーナス」という制度があります。今月はこの人にお世話になったなぁと思いながら書く時間はとても楽しく、また相手から届くメッセージにはいつも元気づけられます。これからもチームの皆さんと一緒に、一歩ずつ頑張っていこうと思います。