【採用情報】スタッフインタビュー#10
- On 2020年4月10日
- スタッフインタビュー
こんにちは!ハーチで人事を担当している杉山です。今回は、弊社が運営している英語学習者向けポータルサイト「English Hub」で編集を担当しているスタッフに、ハーチに入社するまでの経緯や、仕事をするうえで大切にしていることなどを聞いてきました。ぜひご覧ください!
プロフィール
山本 麻子(やまもと あさこ):
大阪出身。同志社大学・文学部英文科を卒業後、医薬品メーカーで約6年勤務。営業として、東海や関西エリアの企業を担当する。東京生活は5年目。英語スクールの講師職を経て、現在はEnglish Hubの編集者として働く。
医薬品メーカーの営業、英語講師を経て、編集者に。相手に喜んでもらえる情報を届けたい
大手企業で働くことが第一優先だった学生時代
社会人1年目からは、約6年間、医薬品メーカーで営業として働いていました。当時の上司や先輩、後輩、そして得意先の方々には本当にお世話になり、感謝しかありません。この6年間に出会えた人たちの存在が、今の自分が仕事を頑張る大きなモチベーションにもなっています。
ただ、1社目では、自分なりのこだわりを持って働けるようになるまでに、5年もかかってしまいました。学生時代に「これがしたい」という明確な意思が自分の中になかったため、「どんな仕事がしたいか」よりも「有名な企業で働く」ということを優先して就職活動をしていたことも関係していると思います。周りの皆が、それぞれ創意工夫をして仕事に取り組んでいる中、自分は言われることをただこなすだけで精一杯。「お前は、担当先の企業をどうしたい」と何度上司から問われても、何も答えることができませんでした。
最終的に、「得意先にとって1番役立つメーカー担当者でいたい」というスタンスにたどり着いてから、ようやく自ら仕事に没頭できるようになりました。
価値観が変化した、ニューヨークでの1年
「大手企業で働きたい」という価値観に変化が生まれたのは、退職した年に1年を過ごしたニューヨークでの経験が大きかったと思います。ブロードウェイミュージカルや、メトロポリタン美術館やMoMAをはじめとした美術館にも、思いついたその日に行くことが叶う環境に、大げさなようですが「人生って、こんなに楽しんでよいものだったんだ」といった感覚でした。
また、周囲を気にすることなく、一人ひとりが好きなことを自由に楽しんでいる姿からも、自然と影響を受けました。365日、毎日が刺激的でしたが、同時に「英語をもっと自由に操れたら、色々なことをより一層楽しめる」という思いも強くなりました。
帰国後には、ユニークな教授法を採用しているスタートアップの英語スクールを見つけ、講師として働きはじめました。受講生の方に納得してもらえる授業を提供できるよう、勤務していた2年半は、毎回の授業に向けて一日中英語の勉強をしていました。
未経験のライター職へ応募。きっかけをくれた1つの記事
ハーチに応募するきっかけとなったのは、ある日、上野にあるブックカフェを訪れたときのことでした。知らずに行ったのですが、たまたまそのカフェが英会話サークルの会場として使われていた場所だったんです。お店に置いてあったサークルのチラシを見て興味が湧き、コーヒーを飲みながら携帯でサークル名を検索。目に留まったのが、English Hubの体験取材記事でした。
記事では、最寄り駅から店までの距離感や入り口の雰囲気、受付方法からレッスンの様子まで、写真とともに分かりやすく紹介されていて、まるで自分が実際にお店に足を運んでいるかのような感覚でした。そして何よりも、読んでいる側の気持ちを汲み取ってくれるような文章が印象に残りました。体験記事をきっかけにサイト内を見ていくと、どんどん面白い記事が出てくる。夢中で読み進める中で、サイトの隅に掲載されていた「ライター募集」の案内に気づきました。仕事として文章を書いた経験はありませんでしたが、昔から本が好きだったので、「ライター」という単語を目にしたときには、単純に「かっこいいな」と感じました。
同時に、「いや、でも受かるわけないよな」とも思いましたが、「未経験歓迎」と書いてあったことと、採用応募フォームが自由記入方式で、準備のためのハードルが少なかったことから、勇気を出してダメ元のつもりで応募してみました。「きっと返事もこないだろう」と思っていたので、数時間後に人事の杉山から面接日時についての連絡をもらったときには、とても驚いたのを覚えています。翌週には、編集長の加藤と面接。テスト記事を書き、ライターとして採用になりました。現在は、English Hubの編集部で、記事の企画や執筆依頼、編集・ライティングなどを行っています。
人、もの、ことの魅力を伝える、編集者としての仕事
自分自身がこれまでに英語学習をしてきた中でも、学習の目標やモチベーションを与えてくれたのは、その多くが文章でした。
英語を使って働く人のインタビューを読んで「自分もこんな風になりたいな」と思ったり、おすすめされている勉強法を取り入れてみたり。雑誌で気に入った記事などは、切り抜いてファイルに保管して、何度も見返していました。当時は意識していませんでしたが、きっとそれらの記事には、人や勉強法の魅力が最大限反映されていたのだと思います。
自分が携わる記事でも、紹介する人やサービス、学習法などの魅力が読者に最も伝わるよう、記事構成や見出し、表現を追求していきたいです。
プラスにもマイナスにも人を動かす、言葉の力
私は基本的に、何か新しいことに対して積極的に挑戦できるようなタイプではなくて、「やりたいこと」よりも「目の前にあるやるべきこと」をまずこなさなきゃ、という性格です。でも、English Hubの記事や、採用案内メッセージは、そんな私でさえも動かしてくれた。ライターという、やったことがなく、できるかどうかも分からないこと。でも、憧れる気持ちがあることに対して、トライだけでもしてみようという気持ちにさせてくれた。言葉の持つ力は、本当に大きいと思います。
同時に、言葉にはそれだけ力がある分、言い回しひとつで人を不快な気持ちにさせてしまったり、誤解を生んでしまったりすることもありますよね。情報や話し手の想いが正確に読者に伝わるよう、記事内の表現には、いつも細心の注意を払うようにしています。
英語学習に様々なジャンルを掛け合わせ、魅力的な記事を発信したい
医薬品メーカーの営業、英語講師、編集者と、一見バラバラなように思える職歴ですが、どの仕事でも自分にとってのベースは、相手にとって役立つと思った情報を、その価値が伝わるように工夫して届けることなのだと、今回のインタビューを通して改めて気づきました。どんな情報を相手が必要としているのか。その情報を、どんなタイミングで、どんな方法で伝えたら、相手に一番喜んでもらえるのかということを、これからも常に意識していきたいと思います。
ハーチには、私が今担当している「English Hub」以外にも、金融・投資メディアの「HEDGE GUIDE」、世界のソーシャルグッドなアイデアを取り上げる「IDEAS FOR GOOD」、民泊情報サイトの「MINPAKU.Biz」をはじめとした、いくつものメディアがあります。
日頃はつい、自分が担当しているメディアだけに集中してしまいがちですが、他のメディアが扱っている分野についての知識ももっと身につけていきたいですし、学ぶ必要があると感じています。そして、「英語学習」に様々な分野を掛け合わせることで、より読者にわくわくしてもらえるような、魅力的な記事を発信していきたいです。