地銀営業から金融メディア編集者へ転身。それぞれのサステナブルな投資を手助けしたい【スタッフインタビュー#17】
- On 2021年7月5日
- ESG投資, HEDGE GUIDE, サステナビリティ, スタッフインタビュー
こんにちは!ハーチの杉山です。今回のスタッフインタビューはHEDGE GUIDE編集部の石川に話を聞きました。HEDGE GUIDEは、「未来がもっと楽しみになる金融・投資メディア」をコンセプトに、不動産・株式・暗号通貨などについて、初心者でもわかりやすい情報を心がけて発信しています。どのような想いで運営しているのか、ぜひご覧ください。
プロフィール
石川 晴香(いしかわ はるか)
2016年、新卒で地方銀行に入行。窓口業務を経験後、個人預かり資産の営業に従事。投資信託・外貨預金・保険・仕組債などを取り扱う。「楽しく無理のない投資」がモットー。2020年11月にハーチに入社。内部管理責任者保持。茨城県在住。
地銀営業から金融メディア編集者へ転身した理由「投資スタイルは十人十色。それぞれのサステナブルな投資を手助けしたい」
金融の知識で人の力になりたいと思い銀行に就職
大学では経済学部経営学科に在籍し、財務会計のゼミに所属していました。そして、「金融の知識で困っている人の役に立ちたい」「地元の茨城県に戻りたい」との想いから、金融業界とIT業界に絞って就職活動を行い、銀行に就職しました。
最初の支店には4年在籍し、事務方、窓口業務、預かり資産の営業(店頭・渉外)と順番に担当しました。窓口業務では細かいチェックが必要な場面が多く、時間に限りもあるなかで作業工程に変更があることもあり、毎日が事件でした(笑)(※石川は「名探偵コナン」好き)。そのうち業務にも慣れ、預かり資産の営業を覚えたころ、投資信託をはじめとした金融商品が好きになっていました。たとえば、投資信託では各ファンドの組み入れ銘柄を調べて、その銘柄の株価の動向やチャート・決算を見て、銘柄の組み換えがあったらチェックして、動きがあったら担当のお客様にフォローしてといった業務に夢中になっていました。また、店頭の営業では運用経験がない方に案内する機会も多く、金融商品の魅力を分かってもらい、「面白そうだね」と始めていただけることが何よりもうれしかったです。
2020年3月、株価の大きな下落を初めて経験
新型コロナウイルスの影響が日に日に広がってきた2020年3月に辞令が出て、株価が下落しているタイミングで転勤することになりました。ニューヨーク株式市場の取引ストップの通知で夜中に目が覚めることもあり、気が気でない日もありました。新任の店舗には4月に着任しましたが、緊急事態宣言のため、ほぼ電話での案内のみ。「不安に感じているお客様に会いに行きたいのに」と思うことが多々ありました。そうしたなか、話す機会があったお客様の「ネットでは暴落するって言ってたよ」との言葉が刺さり、インターネットの情報の影響力と、金融ビジネスの変革の様を体感しました。
HEDGE GUIDEの記事との出会い
以前からネットニュースやコラムを読むことが好きで、学生時代はグルメ・観光・ファッションなど、銀行への就職後はマネーコラムを毎日読んでいました。2020年夏、米大統領選の情報が続々と出ていた時期に、「ESG投資の事例って何があるんだろう、分かりやすい説明ってなんだろう」と思い検索し、ハーチが運営しているHEDGE GUIDEの「ESG投資」の記事を読みました。そのとき「こんなに中立で、投資初心者に寄り添ったサイトがあるんだ」と感動しました。
また、同じくハーチが運営しているメディア「IDEAS FOR GOOD」の水筒の記事を読み、「社会にとって良いことを発信するなんて、すごいメディアだな」と、さらに心を動かされました。
その後、採用募集の案内を見て応募をし、面接では日ごろ、銀行の営業活動をするなかで思っていたことを伝えました。そこで役員の天野から「僕たちも、読者にポジティブな変化を起こしてほしいという想いでHEDGE GUIDEを作っています」と言われ、とてもうれしかったことを覚えています。
仕事のスピード感に圧倒!そのなかで自分らしくやっていく
業務面では、入社してすぐにコンテンツマーケティングや情報収集についての研修が始まりました。なかには効率のよい本の読み方についてのレクチャーもあり、「こんなに手厚く教えてもらえるんだ」と驚きました。また、入社1週間で「新しい案件だから、一人でやってみよう」と言われ、ベンチャー企業のスピード感に圧倒されました。
また、ハーチはフルリモートで勤務ができます。オフィスは東京都中央区と神奈川県横浜市にありますが、私は地元の茨城県で仕事をしています。銀行勤務の4年間は海を横目に通勤。近くには漁港や田んぼがあり、魚や野菜がとても新鮮。私の大好きな街です。
そんな大好きな街で働きながらも、社内メンバーとはオンラインのミーティングやチャットでコミュニケーションをとっているため、距離が離れている感覚があまりありません。たとえば、週に1回社内メンバーが集うミーティング、ランチ会、忘年会などもオンラインでできるように工夫されており、楽しんで参加しています。
ちなみにハーチには、全国各地を転々としながら仕事をしているメンバーや、学校に通いながら働いているメンバー、時短勤務のメンバーや週4日勤務のメンバーがおり、経歴から働き方、住んでいる地域もさまざまです。個々の価値観を尊重し、自分らしくいられるように気を配ってくれる、こんな会社はなかなかないだろうなと思います。
金融メディアの編集者としての心がけとやりがい
HEDGE GUIDEでは、FX・クレジットカードのカテゴリの編集、株式・投資信託カテゴリの記事の最終チェック、記事の企画、外部との案件提携、記事を執筆いただけるパートナーの採用などを担当しています。
記事の編集や最終チェックでは、コンプライアンスの問題がないか、公平な視点で情報を発信しているか、サービスの良さが伝わるかなどに配慮しています。まずは、商品・サービスの仕組みや、特色、メリット・デメリットを理解してもらうことが大切だと思っているので、記事の編集では読者としての目線を意識しながら、学びやすいようにすることを忘れないように心がけています。
また、記事の企画では、検索の多いワードや、実際にユーザーが読みたい記事はどのようなものかを常に考えています。外部との案件提携やパートナーの採用の際も、よりよいコンテンツを作りたいという一心で取り組んでいます。読者と対面で話すことはなかなかありませんが、サイトへのアクセス数や申込件数によってもリアクションを感じることができるので、日々刺激があります。
仕事もプライベートも新しいことにチャレンジし続ける
金融投資のなかでもESG投資はまだまだ知られてないことが多くあると思っています。私自身も事例を知りながら、一投資家として未来へ続いていく企業へ投資をしていきたいと思うこのごろです。
また、現在は英語の勉強に力を入れています。海外のニュースをダイレクトに読むことで、「世界でこんなことが起きているんだ」と思うことが増えました。ゆくゆくは、海外で起こっているESG関連の出来事を、HEDGE GUIDEのニュースとして取り上げ、的確に情報を配信できたらと思っています。
一方、プライベートでは、学生時代は吹奏楽、社会人になってからはオーケストラで管楽器のホルン漬けの日々を送っていました。今は歯の治療の関係でお休みしていて、最近は、数十年ぶりにピアノを習い始めたり、読書をしたり、新しいお店や場所に出かけてみたりしています。仕事もプライベートも、新しいことに楽しんでチャレンジすることを大切にしていきたいです。
「サステナブル(持続可能)な金融・投資」を発信していきたい
前職で対面営業していたころは、難しいと思われがちな金融・投資をシンプルにわかりやすく説明することを意識していて、その方にとって人生が少しでもポジティブな方向へ進んでほしいと思っていました。その想いは今でも変わりません。金融・投資を難しいと感じている方が「始めてみよう」と思えたり、不明点を解消できたり、少しでもポジティブな変化を起こせるような情報を届けたいです。
最近は「サステナブル」という言葉を聞く機会が増えましたが、私はその人にとっての「サステナブルな金融・投資」があると思っています。どの投資を始めるか頭を悩ませたり、投資してみたものの途中で嫌になってしまったりと、ネガティブな経験をしたことがある方も少なくないと思いますが、金融との関わり方は十人十色なので、無理なく継続できる方法に出会ってほしいです。その情報源の一つとしてHEDGE GUIDEを読んでいただき、配信した記事を通じて力になれればうれしいなと思います。
また、ハーチのメディアは、どれもソーシャルグッドな情報を発信していて、人生を豊かにする情報がたくさんあります。私も業務で手掛ける分野以外にも耳を傾け、視野を広げていきたいです。