一人ひとりの心が満たされ、自然と共存した社会を作りたい【スタッフインタビュー#19】
- On 2022年5月10日
- Circular Economy, Circular Yokohama, インタビュー, スタッフインタビュー
こんにちは!ハーチの杉山です。今回は、横浜の循環経済を促進するプラットフォーム「Circular Yokohama」の編集長であり、それ以外にも当社運営の複数のウェブメディアに関わっているスタッフに話を聞きました。
プロフィール
瀧田 桃子(たきた ももこ)
上智大学国際教養学部にてビジネス・経済学を専攻し、留学先のカリフォルニア大学ロサンゼルス校では会計学を学ぶ。ヨーロッパ周遊で触れた自然や現地の人との交流をきっかけにサーキュラーエコノミーの概念に関心を持ち、ハーチに入社。
一人ひとりの心が満たされ、自然と共存した社会を作りたい
海外での活動に没頭した学生時代
学生時代に一番注力したことは、学生団体の運営です。長期休暇期間に日本全国の大学生数十人と、アメリカ・ロサンゼルスとメキシコに2か月間渡航し、現地でビジネスやリーダーシップを学ぶプログラムを提供する活動でした。日々授業や課題を出しながらも、メキシコの大学と連携してビジネスコンテストを開催したり、教会に協力していただき料理対決を行ったりとビジネスやクリエイティブに関わるあらゆるジャンルにチームでチャレンジできるフィールドを作っていました。スタッフ3~5人と一緒に、毎期のプログラム企画と運営、外部との協力体制構築や参加者の集客などを日本で企画し、現地で運営をしていました。責任感とタスクの多さに精神的、身体的にもこれ以上ないほどタフな経験をさせてもらい、鍛えられながら、刺激的な日々を過ごしていました。
こうして日々忙しく学生団体に勤しみ、あっという間に2年ほどの月日が経ちました。就職をする前に自分と向き合う時間を作るために休学を決意し、知り合いが多いロサンゼルスの大学に通うことに。この期間は現地小学校の算数ボランティアやNPO法人の食育ボランティア、現地企業でのインターンなどいろいろなことを経験しました。出会った方たちの中でも特に日本から移住してきた方々がとてもユニークで、誰もが憧れるキャリアを断ち切って渡米するという自由な生き方や日々の生活の豊かさに刺激を与えられました。
そして帰国後は就職活動やインターンを経て就職先を決めましたが、まだなにかしっくり来ていない自分にある日、応募したテレビ番組の景品で海外への往復航空券が当たるという奇跡が起こりました。当選した航空券を使って学生最後の夏に1か月強かけてヨーロッパ16か国36都市を周遊し、豊かな自然と現地の文化にたっぷり触れる旅をしました。振り返ればスケジュールを詰め込みすぎて過酷な(笑)旅行でしたが、何度も写真を見返したくなるようないい思い出をたくさん作りました。
ヨーロッパで触れた自然や人々との交流をきっかけに、サーキュラーエコノミーに興味を持つ
帰国後、旅行で訪れたヨーロッパの国々での「サステナビリティ・サーキュラーエコノミー」をテーマにした視察報告会のイベントをたまたまウェブ上で発見しました。「サーキュラーエコノミー」という言葉自体は全く知りませんでしたが、ヨーロッパ周遊での現地の方々との交流を通じて社会や環境に配慮した活動や生き方がしたいとちょうど考えていた自分にピンとくるものがあり、参加してみました。
イベントでは約2時間、ハーチのIDEAS FOR GOODメンバーが取材した欧州のサーキュラーエコノミーの実践事例がこれでもかというほどの情報量で紹介され、圧倒されながらも、環境や社会にプラスの影響を与えるユニークなアイデアに聞き入り、終始感動していたのを今でも覚えています。こうした情報にもっと触れたい、もっと知りたい、という想いから図々しくもイベント直後、登壇した代表の加藤さんに駆け寄りインターンを募集していないかと聞いている自分がいました。
インターンとして働き始めたのは大学を卒業する3か月前でした。IDEAS FOR GOODでメンバーとして取材やイベント運営、欧州出張など、インターンなのにも関わらずたくさんチャレンジさせていただき、あっという間に大学を卒業する3月になっていました。
当時私は全く違う業界に就職予定でしたが、あらゆる方と相談し、ハーチ代表の加藤さんとお話しして、ハーチが当時これから立ち上げるBusiness Design LabやCircular Economy Hub、Circular Yokohamaなどの新規事業でやっていきたいことを聞くとわくわくし、直感的にここで働きたい、と思ったことが最後の決め手になりました。
「サーキュラーエコノミー」を中心テーマに事業推進や取材、イベント運営に従事
ハーチに2020年に入社してからはIDEAS FOR GOOD Business Design Labで企業のサステナビリティ推進支援のほか、IDEAS FOR GOODやCircular Economy Hubのメディア業務全般、イベント運営などをしていました。後に横浜に引っ越ししてからは横浜の循環経済を促進するプラットフォームであるCircular Yokohamaにもより積極的に関わるようになり、横浜市が掲げるビジョン「サーキュラーエコノミーplus」の実現に向けた、地域発のサーキュラーエコノミー学習プログラム「Circular Economy Plus School」を実施しました。
2022年現在はCircular Yokohamaにより注力し、横浜のサーキュラー・サステナブルな取り組みの取材や、SDGsやサーキュラーエコノミーをテーマに事業推進したい横浜の企業へ向けたアドバイザリーのほか、学校での授業、イベントでの講演を行っています。
挑戦を歓迎してくれ、自分らしく働ける環境
ハーチでは誰でも挑戦できる環境で、多くの経験を積ませてもらっています。たとえば、インターン期間中に欧州取材に行く重要なプロジェクトに参加させてもらえたり、当時のハーチとしては大きな規模のイベントの運営責任者を託してくれたりと、手を挙げればなんでも挑戦させてくれる環境です。新卒入社してからも企業の勉強会の講師やイベント登壇など人前で話すことや、1から提案内容を考え提案することなど、やったことがないことにもチャレンジできるよう背中を押してくれ、コンフォートゾーンを飛び出す機会をたくさんいただいています。
そしてハーチはこんなに素晴らしい組織があるのかと思うほど、みなさんの人柄がとても素敵です。お互いの個性を認めリスペクトしており、心理的安全性が高いチームです。プライベートを大切にしながらも仕事に打ち込める環境で、自分にとって最適な働き方をさせてもらっていて、常々有難い環境だなと感謝しています。
また、ハーチと関わる方々は社会や環境を良くしたいという同じような志を持っているからか、とてもパワフルでポジティブなエネルギーがあり、私自身もいつも前向きになります。
環境や社会をより良くするソリューションを自分で作りたい
まだまだ学ぶことが多い日々ですが、これから挑戦していきたいことは、メディアを通じた発信や事業支援に留まらず、自分で環境や社会をより良くするソリューションを作っていくなど新しい取り組みにも積極的にチャレンジしていきたいです。
また、今年第1子が生まれることもあり、新たな生活環境での仕事やプライベートに対する向き合い方を模索しながら、LivhubやLife Huggerを通じて昔から関心を持っている「家族」や「旅」というテーマで、一人ひとりの人生が豊かになるような日常生活や旅の情報発信や機会提供をしていきたいです。