【Circular Yokohama】イベントレポート「サーキュラーステーションYOKOHAMA」にて、「YOKOHAMA CIRCULAR DESIGN MUSEUM」を開催しました
- On 2024年6月6日
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2024年4月27日、当社が運営する横浜市内における循環型のライフスタイルを推進する「Circular Yokohama」は、「YOKOHAMA CIRCULAR DESIGN MUSEUM(ヨコハマ サーキュラー デザイン ミュージアム)」を、横浜市中区の「サーキュラーステーションYOKOHAMA」にて出張開催しました。
※この記事は、Circular Yokohama「横浜青年会議所主催『サーキュラーステーションYOKOHAMA』にて、『YOKOHAMA CIRCULAR DESIGN MUSEUM』を開催しました【イベントレポート】」を転載したものです。
「YOKOHAMA CIRCULAR DESIGN MUSEUM」出張開催レポート
「YOKOHAMA CIRCULAR DESIGN MUSEUM」は、循環をテーマにした横浜の製品を見て・触って・購入できる移動式ミュージアムです。Circular Yokohamaの活動拠点である、保土ヶ谷区の「qlaytion gallery」にて常設展示を行っています。
空き家の新たな活用方法。「サーキュラーステーションYOKOHAMA」
今回の会場は、「サーキュラーステーションYOKOHAMA」。これは、一般社団法人横浜青年会議所(以下、横浜青年会議所)が2024年度に立ち上げた、期間限定のサーキュラーエコノミー推進活動です。横浜市内の空き家を中心に複数の拠点がありますが、今回Circular Yokohamaが出張したのは、横浜市中区、JR山手駅から徒歩15分の場所にある拠点です。
これまで株式会社Solar Crewが維持管理を行ってきた空き家ですが、2024年度は横浜青年会議所との協力により、リノベーションを経て新たな共創空間としての活用を目指しています。
サーキュラーステーションYOKOHAMA 開所式
当日は、「サーキュラーステーションYOKOHAMA」の活動初日ということで、開所式が執り行われました。
セレモニーにはCircular Yokohamaも出席し、横浜青年会議所によるサーキュラーエコノミー推進の取り組みや、市内での協働強化に対する期待をお伝えしました。
生活のなかで当たり前に使える循環型のアイテムをご紹介
開所式のあとは、いよいよ市民の皆さまにサーキュラーエコノミーの取り組みを体感していただく「イベント」の時間です。
今回は、空き家の1階部分をお借りして、「YOKOHAMA CIRCULAR DESIGN MUSEUM(以下、ミュージアム)」を展開しました。
近所に住む子ども連れの家族や、横浜青年会議所の関係者、Circular Yokohamaの読者の方、そして会場となった空き家の大家さんまで、多様な人々が集いました。
さまざまな展示品のなかで多くの方々の目に止まったのが、ナカノ株式会社のエコ手袋「よみがえり」。
これは、横浜市内で回収した古着を繊維にリサイクルし、編み直して作られた軍手です。空き家でのイベントということで日頃からDIYに関心のある方が多くおり、軍手の需要が高かったようです。
他にも、春らしい陽気にあわせてご用意した横浜リユースびんプロジェクトのみかんジュースも大好評。40本以上用意していたジュースがあっという間になくなりました。
飲み干したあとの空きびんはリユースの循環に回すため、全て回収しました。
日常のなかで当たり前に使える便利グッズや「食べてみたい」と思う食品が、資源循環や地産地消の促進に寄与している。そんな地域の姿が、一歩ずつ実現に近づいていることを感じました。
情緒的耐久性を体験できるコンテンツ「循環ガチャ」
Circular Yokohamaのミュージアムで毎度好評の「循環ガチャ」。今回は、qlaytion galleryで回収したペットボトルキャップから作ったイカとタコの形のチャームを景品にしました。
子どもがマシンを回してゲットした景品をお父さんにプレゼントしたり、自分の着ている洋服につけたり、早速いろいろな方法で楽しんでいただきました。
さらに、我々が自ら手を動かして回収から粉砕、成形まで行っていることを伝えると、「実際に汗をかいて作った方からいただくと、アイテムがより一層愛おしく感じるわ」と教えてくださった方もいました。
同じモノでも、その背景にあるストーリーを知ることで、見え方が変わる。サーキュラーエコノミーの概念で語られることの多い「情緒的耐久性(消費者が「ずっと使い続けたい」思えるような製品設計のこと)」を体験していただくことができた瞬間でした。
市民から回収したリユース本が、週末の穏やかなひとときを彩る
最後に、子どもを中心にお楽しみいただいたのが、「めぐる星天文庫」の出張ブース。「めぐる星天文庫」は、ミュージアムとともにqlaytion galleryに常設している、横浜市内を拠点とする資源循環プロジェクトのひとつです。
日差しの降り注ぐ窓際に設置した文庫コーナーで、お母さんが子どもに絵本を読み聞かせる場面もありました。新しい本や資源循環の取り組みとの出会いが、週末の思い出のひとつとなったことを願います。
横浜青年会議所が主催する「サーキュラーステーションYOKOHAMA」では、2024年4月から9月の半年にわたって、市内各拠点にて全11回のイベントを開催予定とのことです。ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。
Circular Yokohamaでは今後も横浜青年会議所との共創を深め、市内のサーキュラーエコノミーのさらなる推進に力を入れてまいります。
【参照ページ】Circular Yokohama「横浜青年会議所主催『サーキュラーステーションYOKOHAMA』にて、『YOKOHAMA CIRCULAR DESIGN MUSEUM』を開催しました【イベントレポート】」
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