入社して驚いたことや大変だったこと、ハーチの魅力は?話してわかる、会社のあれこれ【ハーチ座談会Vol.1】
- On 2020年7月16日
こんにちは!ハーチの杉山です。今回は、担当メディアや年齢、入社時期が様々な社内スタッフ4名に集まってもらい開催した座談会の様子をお伝えします。私がファシリテーターとなって、それぞれの立場でハーチに入社して驚いたこと、大変なこと、ハーチで活躍できると思う人柄などを聞いてきました!ぜひご覧ください。
メンバー
- 天野貴博(ハーチの役員。金融・投資メディア「HEDGE GUIDE」の編集長)
- 山本麻子(英語学習メディア「English Hub」でライティング/編集を担当)
- 富山恵梨香(社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」のライティング/編集・イベント企画などを担当。入社から約2年)
- 伊藤恵(「IDEAS FOR GOOD」のライティング/編集を担当。入社から3か月。)
ハーチに入社して驚いたことは、ヒトの良さと働き方
杉山:今日はよろしくお願いします!さっそく最初の質問ですが、ハーチに入ってびっくりしたのはどんなことですか?
伊藤:イライラしている人がいない。他の会社では、仕事中に誰かしらイライラしている人がいるのが普通だと思っていました。自分の機嫌によって発言を変えたり、人のせいにしたりという人が一人もいないのは、シンプルにびっくりです。
富山:同じく!入社してから人間関係で嫌な思いをしたことがないですね。
山本:本当にそれは思います。みんな忙しいのに穏やかで、理不尽なことで怒らない。
あとは、聞いてくれすぎるぐらい意見を聞いてもらえることです。指示されて動く、という働き方ではなく、どんな人の意見も聞き入れる雰囲気がある。逆にもっと指示してくれてもいいのに、と思うぐらい同僚が聞いてくれる……。そうすると、自由にさせてくれてるからこそちゃんとやらないといけないと思いますね。
富山:私がびっくりしたのは、めちゃくちゃ自由なこと。働き方もそうだし、新しいことにもどんどん挑戦させてくれる。これやっていいんだ!?みたいなものも。自分で選んだことだからこそ、言い訳もできないしちゃんとやり遂げようって思います。
失敗しても大丈夫な環境があるから、挑戦できる
杉山:富山さんはIDEAS FOR GOODのイベントを開催したり、 Podcast を始めたり、Experience for Goodでベトナムツアーを企画したりと、ハーチでこれまで挑戦したことのない新しい企画を中心的に進めていますね。その原動力はなんですか?
富山:失敗しても大丈夫だって思える場所があることだと思います。私が入社後すぐに開催したイベントでは、会場の騒音で発表が聞こえづらく失敗したこともあったんですけど、チームのみんなが「チャレンジャーじゃん」と言ってくれたのがすごく安心しました。挑戦していいんだと思いました。
伊藤:失敗して責められると、次の一歩をなかなか出せなくなる。失敗しないように慎重になって、決断が遅くなることもあると思うんですが、ハーチではやってみてダメだったら次は変えればいいじゃんって言ってくれますよね。よく考えたことは何も否定されないのがとても気持ちが良くて、ありがたいなと思ってます。
富山:たしかに、挑戦したことへの否定がないですね。新しい企画で失敗して反省することがあっても、その中でのいいところを周りのみんなが見つけてくれる。そして「〇〇はすごくよかった」「●●は上手くいったね!」と、次に活かすヒントをくれます。
ハーチで働いているのはどんな人?
杉山:次の質問です。ハーチではどんな人が働いていますか?
山本:好奇心旺盛な人。特にIDEAS FOR GOODのメンバーは、メディアだけでなくPodcastやイベント、ツアーなど幅広すぎるぐらいに色々なことに挑戦している。しかもそれを、自ら「やりたい」と思ってやってるのがすごいなと思ってみています。
富山:私は、ハーチには受け取り上手な人が多いと思います。毎月Peer Bonus(社内のスタッフ間でメッセージをつけて少額のボーナスを送りあう社内制度)のメッセージを見ていると、「え、あんな小さなことを覚えていてくれたの?」というメッセージが多くて。少しだけ助けたことや達成したことが、こんなに良く受け取られていたんだと思うと、嬉しいし、またやりたいなと思います。
伊藤:あとは、割り切るのが上手いというか、自分と他人の境界を見極めるのが上手い人ですね。人それぞれ仕事へのペースや情熱、関心が違うのを尊重していて、自分もちょうどいい温度感で働いている人が多いと思います。
天野:僕もみんなの距離感の取り方が上手いなと思っています。自分が自分が、と前に出る感じじゃなく、かといって誰かのために自己犠牲をするわけでもなく、自分と相手、自分と会社、自分と社会など、関係性をしっかりと考えてる人が多いように感じます。
会社の規模が大きくなっても残したい、ハーチの魅力とは
杉山:ここ1~2年は入社する人が多く、入社当時と比べて人数も社内の体制も大きく変わりました。そこで、今後も残していきたいハーチのいいところを教えてください!
富山:一緒に働いている人たちの魅力!関わる人が増えた分、一人ひとりとのコミュニケーションが薄くなっていってしまうから、人とのつながりを感じられるような社内の体制づくりや、お互いの魅力や隠れた才能を見つけられるようなイベントなどを企画していきたいなと思います。
伊藤:私は、いいところは全部残したいです(笑)たとえば、この座談会みたいに少人数で話す場や、メディアを超えた社内プロジェクト、ランチ会(※)などはこれからも残していきたいです。
※ ランチ会:毎月1回、社内スタッフ全員をくじ引きでチームを作り、ランチにいくという福利厚生。一人1500円までを会社が負担している。
山本:これから、社内で読書部や音楽部、スポーツ部などの部活制度も始まりますもんね。あと、普段はみんなすごく心が綺麗でポジティブなことしか言ってないイメージなんですけど、たまにはちょっとネガティブなこととか、これは大変だった、とかいう話しを聞くと、さらに関係が深くなっていけるんじゃないかなと思います。
天野:わかりました!ネガティブなこと言います(笑)
山本:聞きたいです、疲れたとか(笑)
天野:僕はハーチの特性である、ビジネスとソーシャルのバランス感覚をこれからも大事にしたいです。どの事業も、利益を追求したビジネス性だけでも、社会貢献を意識したソーシャル性だけでもないっていうことを、全員が意識し続けられるといいですよね。
たとえば IDEAS? FOR GOODのように、「ソーシャルグッド=社会にいいこと」からスタートしているメディアや事業は、マネタイズ面を強化し、今後のビジネスにどうつなげるのかまでを考える。逆にHEDGE GUIDEのような金融・ビジネスを軸としたメディアは、社会にどう貢献できるのかを考える。このバランスを考えて仕事していきたいです。
ハーチで働く中での苦労
杉山:ハーチで働くうえで、逆に大変なところは何ですか?
富山:自由すぎるところ!何か新しい企画をするときは、自分で決めたことだからちゃんとやり遂げないといけない。他の職場では、上司から言われたことをこなしていくことも多く、レールに乗るのって実はすごく楽だったんだなとハーチに入社して思いました。自由ってこんなに大変だったんだって。でも好きな大変さです(笑)
伊藤:それはすごく思います!今、他の企業さんと一緒に空間デザインの企画もしているのですが、経験者はゼロでした。みんな手探り状態でプロジェクトを進めるのが、こんなに大変なのかと実感しています。
ハーチでプロジェクトを進めていて思うのは、先輩でも後輩でも意見の重みが変わらないこと。誰かから指示されなきゃ動かない人はいないし、逆に強く指示してくれる人もいません。前職ではよく「もっとお前の味を出せ」と言われて困ってた覚えがあります。
杉山:それで言うとハーチもベンチャー企業で、自分の味を出す環境がありますよね。違いは何だと思いますか?
山本:ハーチでは多様性を大事にしていますよね。「お前の味を出せ」って言われないから出せるんですかね(笑)
伊藤:そう。楽しめって言われても楽しめない。それと一緒で、「お前の味を出せ」って言われても出せない。先ほどの、ハーチでは否定されないって話もそうですけど、どんなアイデアでも一旦受け止めてもらえる。そして良いところはもちろん、悪いところも改善点として次につなげる感じで言ってもらえているので出しやすいです。
山本:私はあんまり思い浮かばなかったんですよね、大変なこと。みんなすごく優秀だから、常に勉強しておかないと置いてけぼりになりそう、という意味での大変さはあります。でもそれが刺激になって、勉強しようという気になれる。
天野:僕が感じる大変なところは、スタッフと事業が増えるにつれて、やることが格段に増えてきたことですかね。僕は当初HEDGE GUIDEだけ担当してたんですけど、新しく入社してくれるスタッフへの研修を何本もして、民泊情報メディア「MINPAKU.Biz」の収益化のための施策もやって、その間にHEDGE GUIDEも大きくなっちゃっててみたいな。
多分他の人も同じなんですけど、仕事がずっと増え続けていくんですよ。仕事は増えてくけど、仕事が増えるほどには人は増えていかない。そうすると、仕事のやり方を工夫して、今までできなかったことを2倍のスピードでやるとか、誰かにお願いするとか、仕事のやり方や質をどんどんアップデートしなきゃいけない。1~2年前と同じことをしていたらダメ、というところがすごく大変です。
ハーチで活躍する人材とは
杉山:どんな人だったらハーチで活躍できると思いますか?
伊藤:向上心はあるけど、自分の答えだけに固執しない人が向いていると思います。自分の考えを持ちながらも、みんなでベターを探していくことができる人ですかね。
富山:そう思います!正解はないんですよね。ハーチに入ってからは、仕事は降ってこない、自分で作るものだと思うようになりました。活躍するのは自分の中でやりたいという思いがあって、目標があって、それを企画して進めていける人かな。本当に色々なこと挑戦できる環境があるので、そういう人なら面白いんじゃないかなと思いました。
天野:これ、僕は二つあると思います。
まず一つ目は、ソーシャルグッドな事業の特性でもあるんですが、自分の弱さに向き合い、誰かの弱さにも寄り添ってあげられる人。自分は強い存在だと思ってると、多分ハーチと合わないんですよ。自分は弱い、でも何かできることがある、誰かの弱さに寄り添いたい、と思う人がハーチに興味を持ってくれたときに、この人一緒に働きたいと思っています。
二つ目は、シンプルですが諦めない人です。僕らの事業は、ソーシャルグッドとメディアビジネスの二つ。どちらも芽が出るのにすごく時間がかかるものだから、1年や2年、場合によっては5年10年かけて続けて、いつか花が開くところまでやり続けなければいけない。メディアのアクセス数が伸びるにも時間がかかるし、イベントを成功させるにも時間がかかるし。でもいつかは絶対うまくいく、と思って挑戦し続けられることが大事ですね。
それぞれの個性がいかせる、「もっといい会社」を目指して
杉山:これからもハーチは、新たなスタッフを迎えたり事業が変わったりと変化し続けると思いますが、もっといい会社にしていくためにはどうしたらいいと思いますか?天野さんに役員としてお聞きします。
天野:まずはみんなが声をあげられるところですかね。「もっといい会社」って、正解が一つじゃないんですよ、きっと。だから「私はこういう会社がいい」っていうのをみんなで納得いくまで議論して、色々試して、良かったことを振り返るのがいいと思います。そこに向けて、やっぱり普段からのコミュニケーションが大切。まず話して、お互いのことを知り、理解する。それで自分のやりたいことと相手のやりたいことをすり合わせ、会社としてのベストな形を見つけることですね。
杉山:なるほど!ハーチのスタッフがそれぞれの個性を活かして働ける環境づくりのために、心がけていることはなんですか?
天野:一緒に働いてくれるスタッフがすごく大事なので、深く話す機会とか、理解する時間をとること。オフィスに集まる時間や、社内ラジオで雑談する何気ない時間を大切にしたいですね。
あとは、弱さに寄り添うという話をするのであれば、寄り添い過ぎても辛いと思うんですよ。たとえば人の気持ちに感情移入しすぎちゃったりとか。辛さを全部受け止めていたら潰れちゃうじゃないですか。だから、ここはいいんだよ、自分を大切にしながらできる範囲でできることをすればいいんじゃない?っていう、真面目すぎる気持ちになったときは適度に肩の力を抜いてほしいと思います。ほどほどに。
杉山:そうですね。ほどほどに頑張っていきましょう(笑)座談会に参加してくれた山本さん、富山さん、伊藤さん、そして天野さん、どうもありがとうございました!