【社内イベントレポート】「IDEAS FOR GOOD合宿 in 千葉・御宿」を実施しました
- On 2022年10月31日
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こんにちは!ハーチのKimikaです。
2022年10月に、IDEAS FOR GOODの編集部メンバーによる1泊2日の合宿を開催しました。舞台は、千葉県にあるサーファーのまち、御宿。普段はオンラインでコミュニケーションを取っているメンバーたちが久しぶりに集まり、一緒に「一次生産者(農業や漁業などの従事者)」の方々のお話を聞き、互いに語り合い、料理をして絆を深めた時間でした。
今回は、その合宿の様子を「普段いる世界から一歩出てみることの大切さ」「五感を使うことの大切さ」の二つのテーマをもってお届けします。
一歩外に出る:地元の一次生産者の方々をめぐる
当社では、2020年の新型コロナ発生からはリモート勤務に切り替えています。便利な反面、東京の自宅にこもっていると、いくら世界に目を向けて情報発信しようとしても、どうしても「自分と同じような属性・考え方」を持つ人たちの情報発信に目が行きますし、視点が偏ってくる……。そんなことをIDEAS FOR GOOD編集部は考えていました。
そこで今回の合宿のテーマの一つとして「実際に足を運び、普段は出会えない一次生産者の方の話をじっくり聞くこと」がありました。御宿町地域おこし協力隊のみなさまにご協力いただき、御宿やその近くの勝浦地域で働く人々のところを訪れました。この地域では、あらゆる一次産業で高齢化が進んでいます。
米農家から、有機の酪農家、塩製作研究者、漁師、農耕馬の育て人など、年代もバックグラウンドも違う人たちのお話を聞いて改めて痛感したのは、「自分、そして自分の周りにいる人たちの価値観が“普通”だと思ってはいけない」ということです。
普段、編集部で使っている「サステナビリティ」なんて言葉は聞いたこともない人、有機農法に挑戦しようとしても、割に合わないとして諦めてしまう人、高齢化が進む地域で、このままじゃダメだと分かっていても外から来た新しい人をコミュニティに入れる気になれない人。特に、20代前半の漁業従事者の人の声が印象的でした。
「このままじゃ組合はダメになるけれど、新しい人が入ってくればいいというものでもない。この地域では、大体みんな家族が漁師をしていて、小さい頃からその姿を見ている人が漁師になります。ゼロから始めるとなると大変だろうし、正直こちらも気を遣います。船は命懸けで、きつい言葉もかけるだろうから」
自分たちのような「東京の情報発信者」ではない人たちの様々な角度からの声を聞いて、メンバーそれぞれが自分の世界から一歩外に出ながら、受け止める。そんな時間があったことは本当に貴重で、ありがたい機会だったなと思います!
五感を使う:地元で遊び、採れた野菜でごはんを作る
リモートでずっと仕事をしていると、時間があっという間に過ぎるし、一つひとつのことが強く記憶に残らないなぁ。個人としてはそんな感覚が、ここ2年半くらいありました。
しかし今回の合宿の舞台は御宿。きれいな海も、ごみが落ちていない砂浜も、丘も、星がいっぱい広がる夜空もある場所で、ありとあらゆる五感を使って遊びました。
朝から焚き火をして外でキャンプ飯を食べたり、地域の野菜を買ってきて分担で料理をしたり、犬や猫、ニワトリなどの動物たちと触れ合ったり、牧場のにおいを嗅ぎながら歩いたり、あたたかい海に裸足で入ったり、テントの中で川の字になって寝たり。
大人になって、普段はチャットで会話をしている同僚たちとこんな経験をすることはなかなかありません。「五感を刺激する体験が、人の心を動かす」とはよく言いますが、今回はまさにそんな体験ができた1泊2日だったのではないかなと思います。
参加した編集部メンバーからは、「めっちゃいい……」「動物かわいい」「ごはん美味しい!!」「来てよかった」という声があちこちであがっていました。
まとめ
普段はまったく接点がない、メディア露出がない一次生産者さんたちの生の声が聞けたこの2日間は、かなり特別でした。自分にとって居心地がいいと思う場所(自宅デスク前)から離れ、行かないような場所へ行き、さまざまな意見を受け止めることは、情報発信者としても視野を広げられるきっかけになっています。
一方で、自分が良いと思うものや、好きなものには思いきり素直でいていい。編集部メンバーたちの反応からは、そんなことを学ばされた旅でした。
ハーチでは、社内イベントが開催されたときにこのようなレポートも出しています。次回の更新をお楽しみに!