
フューチャーセッションズとハーチ、AI時代の新しいサステナビリティ・コミュニケーションの共創に向けた連携を開始します
- On 2025年10月1日
- サステナビリティ, サステナビリティビジョン, サステナビリティ組織デザイン, フューチャーセッションズ, 業務提携
株式会社フューチャーセッションズ(代表取締役社長:有福英幸、本社:東京都渋谷区、以下「フューチャーセッションズ」)と当社は、AI時代における新しいサステナビリティ・コミュニケーションの形を模索・実装するための事業連携を開始しますので、お知らせいたします。本連携では、対話による共創プロジェクトの推進を強みとするフューチャーセッションズと、サステナビリティに関するデジタル・コンテンツの制作・編集・情報発信を強みとする当社とが融合し、自社視点の一方的な情報発信ではなく、未来思考の問いに基づくステークホルダーとの対話を通じて自社の価値を引き出し、ストーリーテリングを行う新しいサステナビリティ・コミュニケーションの形を具体化していきます。
連携の目的と背景
短いプロンプトを入力するだけで様々なコンテンツを低コストで作成してくれるAI技術の進展は、企業のオウンドメディア運営やSNS発信、コーポレート・コミュニケーションの現場を大きく変革させています。
AI活用によりコンテンツ制作プロセスの効率化が進む一方で、それらの効率化は、ステークホルダーとの信頼を構築し、長期的な企業価値の創造につなげるという本来のコミュニケーションの目的とは異なる結果をもたらすリスクもあります。どのようにAIを”効率化”ではなく”価値創造”のパートナーとして位置付け、AIには代替できないリアルなコミュニケーションと組み合わせながら、AI時代の効果的なサステナビリティ・コミュニケーションを実現することができるでしょうか。
様々な企業と未来思考の対話を通じた共創プロセスの提供に取り組んできたフューチャーセッションズと、社会をもっとよくするアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」をはじめとしてサステナビリティ領域のデジタルメディアを複数運営する当社は、ステークホルダーとの価値共創プロセスである「フューチャーセッション」が持つ、社会変革メディアとしての価値と可能性に注目してきました。
多様なステークホルダーを招き入れ、リアルな場における創造的な対話を通じてビジョンやアクションを生み出していくフューチャーセッションは、オウンドメディアなどを通じた一方的な情報発信ではなく、自社だけでは気づけないサステナビリティ価値の発見や、対話を通じたステークホルダーとの関係性の変容をもたらし、そのプロセス自体が持続可能な未来の実現に向けたコミュニケーション・メディアとしての機能を果たします。
また、対話の場に ”自然”などの非人間や”未来世代”といった声を持たないステークホルダーの代弁者としてAIを招き入れることで、より本質的なサステナビリティ価値の創造とコミュニケーションのあり方を検討することができるようになります。
フューチャーセッションズと当社は、AI時代だからこそ求められ、かつ実現できる、未来思考の問いと創造的な対話をベースとした新たなサステナビリティ・コミュニケーション、価値共創プロセスの模索・実装に向けて、今回の提携にいたりました。
提供プログラム
ステークホルダーとの関係性の質向上、サステナビリティ視点からの自社の本質的価値の再発見・再編集を実現するリアルな対話の場づくり、対話から生まれたビジョンやアクションの情報発信にいたるまで、共創型のサステナビリティ・コミュニケーションを一貫して支援します。
サービス提供プロセス:
- 従来の情報発信(オウンドメディア運営やSNS、リリース等)の取組に関する課題抽出
- 多様なステークホルダー(AI含む)を招いたフューチャーセッションの企画・設計
- フューチャーセッションの実施(1回〜複数回)
フューチャーセッションのプロセスおよび、共創の結果として生まれたビジョン・アクションについての情報発信 - 新たなビジョン・アクションに紐付くインパクト指標の設計/インパクトレポート制作
セッション対応可能テーマ:
- サステナビリティビジョン・戦略
- サステナビリティ事業・製品・サービス
- サステナビリティ組織デザイン
期待される効果
- 共通価値の創造に向けたステークホルダーとのより良質な関係性の構築
- 自社だけでは気づけなかった本質的な企業価値の再発見・社会視点からの再編集
- プロセスの情報発信による、コミュニケーションを通じた価値創造の実現
公開イベント:Sustainable Media Futures(10/9開催)
今回の提携に基づく新たなサステナビリティ・コミュニケーションのあり方を参加者の皆様とともに探索する公開イベントとして、10月9日に「Sustainable Media Futures〜AI時代の新しい持続可能なメディアの形をプロトタイプするフューチャーセッション〜」を開催します。本イベントでは、以下の3つの観点で“持続可能なメディアの未来”を試作(プロトタイピング)します。
- 体験:対話を通じて「いま共創すべき価値」を可視化するセッションデザイン
- 編集:対話から得た知を編集・ナラティブ化し、資産として残す編集設計
- 活用:編集コンテンツを継続的に活かす配信・コミュニティ運用の実装
また、「IDEAS FOR GOOD クラウドファンディング」を通じ、共創により生まれた価値を社会に問うためのアイデア創出を行い、資金調達・社会実装の選択肢をひらきます。
開催情報
- 開催日時:10月9日(木)18:30-21:00(18:00 開場)
- 会場:TOKYOBASE 4F
- 住所:東京都港区元赤坂1-7-18 元赤坂イースト1階
- アクセス:
- 東京メトロ 丸ノ内線/銀座線 赤坂見附駅 徒歩7分
- 東京メトロ 半蔵門線/有楽町線/南北線 永田町駅 徒歩11分
- 定員:30名(先着順)
- 参加費:無料( ※ イベント終了後、Pay as you want 形式でにて寄付をお願いさせていただきます)
- 主催:株式会社フューチャーセッションズ、ハーチ株式会社
当日のプログラム
- イントロダクション
- インスピレーショントーク:先駆的な取組を紹介
- ビジョニング:AI時代におけるメディアの可能性を探索
- プロトタイピング:未来の持続可能なメディアを可視化
参加方法:
下記のボタンより、Peatix にリンクしてお申し込みいただけます。
提携にあたってのコメント
株式会社フューチャーセッションズ 有福英幸

「私たちは、多様なステークホルダーが集い、関係性とアイデアを生み出し、自分ごとのアクションを生み出す創造的な対話の場「フューチャーセッション」を提供し、自分ごとで社会を変革する仕組みを提供してきました。今回、ハーチの持つ編集力・発信力と組み合わさることで、フューチャーセッションそのものが大きくアップデートされる可能性を感じます。この共創の場の体験を一気に社会に広げ、持続可能で、誰もが主体的に参画できる新たなメディアの形として定着させることに挑戦いたします。」
ハーチ株式会社 加藤佑

「ハーチは、これまで主にWebメディアの運営を通じて社会をよりよい方向へと変革するための情報発信を行ってまいりましたが、デジタルの普及やAI技術などの進展により、今後はより身体性を伴ったリアルな『場』の重要性が高まっていくと実感しています。その意味で、多様なステークホルダーが集まり、望ましい未来についての対話を通じて新たな関係性やアクションを編み出していくフューチャーセッションは、まさにAI時代における新たなメディアのありかたであり、今回の連携を通じて、これからの新しいサステナビリティ・コミュニケーションの形をともに問い、模索し、実装していけることを心より楽しみにしています。」
会社概要
株式会社フューチャーセッションズ
事業内容:対話を通じた共創プログラムの設計・実施、組織変革・地域共創の支援 ほか
特長:多様なステークホルダーが関わる「フューチャーセッション」のデザインと実装
社名:株式会社フューチャーセッションズ
設立:2012年6月
代表:代表取締役社長 有福英幸
本社:東京都渋谷区神宮前2-33-12 ビラビアンカ202号室
事業:フューチャーセッションの企画・運営/新規事業、新商品開発などのイノベーション・ファシリテーション/社会的マーケティング・ブランディングのコンサルティング/メディア・プラットフォームの運営
Webサイト:https://www.futuresessions.com/
ハーチ株式会社
社名:ハーチ株式会社
設立:2015年12月
代表:代表取締役社長 加藤佑
本社:東京都中央区日本橋富沢町10-13 WORK EDITION NIHONBASHI 602
事業:デジタルメディア運営事業/企業・自治体向けサステナビリテ支援事業
Webサイト:https://harch.jp/
※記載の内容は発表時点の情報です。プログラムの内容・日時は予告なく変更となる場合があります。