【IDEAS FOR GOOD】イベントレポート「『解決策』から『問い』へ。Media is Hopeと考える、より良い社会を作るメディアのあり方」を開催しました
- On 2025年11月10日
- より良い社会を作るメディア, イベント, メディア, 一般社団法人Media is Hope, 共創, 気候変動
当社が運営する社会を「もっと」よくするためのアイデアを集めたウェブメディア「IDEAS FOR GOOD」は、11月4日に、「『解決策』から『問い』へ。Media is Hopeと考える、より良い社会を作るメディアのあり方」をオンラインにて開催しました。
「解決策」から「問い」へ。Media is Hopeと考える、より良い社会を作るメディアのあり方

いつの時代も、情報を届けることで社会に共通の物差しを提示し、権力を監視する役割を担ってきたメディア。共に課題解決へと向かうための最初の共通言語を作ってきた存在は、公の器(おおやけのうつわ)とも言うことができます。
一方で、ニュースを見ることでネガティブな感情が増すという調査もあり、一部では人々のメディア離れも進んでいます。また、AIの台頭をはじめとした時代の変化によって、その役割は大きく変化する潮目にあります。これまでメディアが時間をかけて伝えてきた情報はAIで瞬時に検索でき、その言葉も量産できるようになりました。さらに、アルゴリズムによってフェイクニュースや過激な言葉がますます拡散しやすくなる中、「本当に届けるべき情報」を届けることは容易ではありません。
気候変動や国家間の分断といった、解決すべき課題が世界中に山積する今。こうした大きな課題を本質から解決していける社会を作るために必要なのは、どのようなメディアなのでしょうか。

「IDEAS FOR GOOD」はこれまで、「社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン」をコンセプトに、人々の希望となるようなポジティブな情報に光を当てて発信してきたウェブマガジンです。社会を“もっと”素敵な場所に──そんな想いを胸に2016年に創刊したこのメディアも、まもなく10周年を迎えます。この期間、ありがたいことに、前向きなコンセプトに共感し読んでくださるたくさんの方々に支えられてきました。
そんな私たちは今、これまでの「読む」メディアから、読者との対話を元に共に作っていく「編む」メディアへの変革を目指し、2025年10月から11月にかけてクラウドファンディングに挑戦しました。記事や動画を通して一方的に情報を届けることも大事ですが、社会をよくするために、メディアとしてもっとできることがあるはず。そんな想いで、新たなメディアの形を模索しています。
本イベントは、そんな新たなメディアのあり方を模索するIDEAS FOR GOODと、気候変動の本質的な解決を目指してメディアとそのステークホルダーの共創関係を作る活動を行う一般社団法人Media is Hopeがコラボし、「より良い社会を作るメディア」をテーマに、トークを配信しました。人々が本当にメディアに求めていることとは何なのか。社会に対して、「メディアだからこそできること」は何なのか。メディアのあり方が問われる今、お互いの知見を交えて幅広く議論しました。
当社はこれからも、より良い社会を作るためのメディアについて考え、発信していきます。
一般社団法人Media is Hopeとは?
気候変動を解決できる社会を実現するために、さまざまなサポートを行う非営利型一般社団法人。「メディアをつくる側もえらぶ側もお互いに責任を持ち、公平で公正かつ自由なメディアと持続可能な社会の構築」をビジョンに掲げ、気候変動の本質的な解決を目指して、メディアや市民、企業やあらゆるステークホルダーが共創関係を築く架け橋となっています。また、媒体や系列を超えたメディア連携プラットフォームを運営しています。
【関連サイト】IDEAS FOR GOOD

