【IDEAS FOR GOOD】6/19オンラインイベント「欧州の国際会議での議論に見る、サーキュラーエコノミーの注目トピック〜WCEF2024・Growth vs Climate会議 参加報告会」を開催します
- On 2024年5月17日
- IDEAS FOR GOOD, サーキュラーエコノミー, スペイン, バルセロナ, ブリュッセル, ベルギー, ヨーロッパ, 国際会議, 地域循環, 欧州
当社が運営する、社会を「もっと」よくするためのアイデアを集めたウェブメディア「IDEAS FOR GOOD」は、6月19日に、欧州のサーキュラーエコノミー動向が分かるオンラインイベント「欧州の国際会議での議論に見る、サーキュラーエコノミーの注目トピック〜WCEF2024・Growth vs Climate会議 参加報告会〜」を開催します。
気候変動、戦争、経済の不安定さといった多くの困難に直面する現代。そんな時代において、具体的なソリューションが強く求められる中で出てきたのが、資源を廃棄することなく循環させ続ける「サーキュラーエコノミー」という考え方です。ヨーロッパをはじめとする国々では、この考え方が政策に取り入れられ、すでに様々な実践例が出てきています。
現在、サーキュラーエコノミーは適切な方向に舵を切っているのか、新たに浮上している問題点にどう対処すべきか。これらの問いを探求するために、編集部が参加したのが「World Circular Economy Forum 2024」と「Growth vs Climate Conference」の二つの会議です。
World Circular Economy Forum 2024は、2024年4月にベルギーのブリュッセルで開催されました。この会議では、ビジネスや行政のセクターからの参加者が多く、サーキュラーエコノミーの実践的な側面に注目した議論が行われました。メインのセッションだけでなく、ワークショップも活発に行われ、参加者が知識を共有し、新たなアイデアを形成する場となりました。
一方、2024年3月にスペインのバルセロナで開催されたGrowth vs Climate Conferenceは、アカデミアのセクターが中心となり、持続可能な経済成長の新しいモデルを探る場となりました。特に「脱成長」に関する議論が注目を集め、国家レベルでの実践可能な脱成長モデルから、地域コミュニティにおける適用例にいたるまで、幅広い議論が展開されました。
編集部はこれらの二つの会議に参加することで、実践者から理論家まで、多岐にわたる専門家の意見を聞く機会を得ました。今回のイベントでは、サーキュラーエコノミーの議論がヨーロッパを中心にどのように展開されているのか、そしてそれが日本にどのような示唆を与えるのかを、編集部が独自の視点でレポートします。
サーキュラーエコノミーの「一歩先の」議論が気になる。気候変動の問題を考える際の新たな視点を得たい──そんな好奇心あふれる皆さまに、ぜひご参加いただきたいイベントです。
当日のトピック
- 欧州のサーキュラーエコノミーのいま
- ベルギー・ブリュッセルで開催された「World Circular Economy Forum 2024」から注目トピック
- スペイン・バルセロナで開催された「Growth vs Climate Conference」から注目トピック
- 出席した会議からの学び、日本への示唆
注目ワード
- サーキュラーエコノミー
- 脱成長
- 脱植民地化
- 公正な移行
- 気候正義
- ケア
- 市民の参加
- DXと資源(クリティカルローマテリアル)
- デジタルプロダクトパスポート
- システム思考
【World Circular Economy Forum 2024】グローバル・トランスナショナル・ローカルのレベルでどうサーキュラーエコノミーへの移行を進めていけるか?
- サーキュラーエコノミーへの移行について考えるべきこと:循環の「公正さ」を保つためには?
- DXに不可欠なクリティカルローマテリアルをどう用意するか?
- ヨーロッパとアフリカの資源の分配:戦争とサーキュラーリコンストラクション
【Growth vs Climate Conference】気候危機の時代に、改めて「経済成長」を考える。公正な移行はどう実現される?
- ヨーロッパで活発になる「脱成長」の議論。その背景ともたらされる新たな視点
- 南ヨーロッパで進む「脱成長」「ドーナツ経済学」まちづくりの事例
- ジェンダーや非西洋社会の考え方を、経済のあり方にどう取り入れるか?
※ご紹介事例は、当日変更となる可能性があります。
こんな方におすすめ
- 欧州都市のサーキュラーエコノミー動向に興味のある方
- データだけではなく、実際に居住する人の体験・感覚も含め、欧州都市の情報を集めている方
- ビジネスや学業で欧州とのコネクションがある方・これから作っていきたい方
- 日本国内外でサーキュラーエコノミーに関わっている方
- いつもIDEAS FOR GOODやCircular Economy Hubの記事を読んでくださっている方
スピーカー
富山恵梨香(IDEAS FOR GOOD共同編集長)
ハーチ欧州フランス支部・IDEAS FOR GOOD共同編集長。パリ在住。大学では行動経済学を学び、卒業後は日系不動産会社のベトナム、ハノイ支店に約2年間勤務。国内外の社会的企業に取材する傍ら、体験型メディア事業「Experience for Good」責任者としてベトナム・ハノイの「ウェルビーイング」ツアーなどを企画・実施。フィリピン在住経験のほか、世界20カ国以上への渡航経験あり。World Circular Economy Forum・Growth vs Climate Conferenceに参加。
伊藤恵(ハーチ欧州 責任者)
ハーチ欧州英国支部。ロンドン在住。一橋大学社会学研究科修了。学生時代は東京・シンガポール・香港などアジアのグローバルシティの公共空間・緑化空間について研究し、その後オフィスのインテリアデザインを手掛ける企業にてプロジェクトマネジメントに携わる。現在はIDEAS FOR GOODでのライティング・編集ほか、欧州現地でのリサーチ・プロダクト制作に取り組む。World Circular Economy Forum・Growth vs Climate Conferenceに参加。
那須清和(Circular Economy Hub編集長)
大学(紛争学専攻)卒業後、教育関連企業・経営支援団体を経て、Circular Economy Hubに参画。また、2020年にサークルデザイン株式会社を設立する。サーキュラーエコノミーに特化して、共創・調査・研修などを行う。2004年に実施したエクアドルでの鉱山開発を巡る紛争のフィールドワークをきっかけに、環境再⽣と⼈間のウェルビーイング向上の同時追求に関⼼を抱き、後にサーキュラーエコノミーを追求・推進するようになる。World Circular Economy Forumに参加。
イベント概要
- 開催日時:2024年6月19日(水)19:00〜20:30(会場オープン 18:50)
- 主催:当社
- 参加費:1,000円
- お申し込み方法:Peatixイベントページよりお申し込みください
※イベント終了後は、お申し込みいただいた方へアーカイブ動画もお送りします。資料の共有は出来かねますので、あらかじめご了承ください。
※キャンセルポリシー:イベント開催日の3日前(2024年6月16日23:59)までにご連絡がない場合は、返金は致しかねます。前日、当日のご連絡も同様です。ご了承いただきますよう、お願いいたします。
タイムテーブル
- 18:50:会場オープン
- 19:00:オープニング・主催団体とメディアのご紹介
- 19:10:World Circular Economy Forum 2024参加報告
- 19:30:Growth vs Climate Conference参加報告
- 19:50:対談 現地で盛り上がっていた議論・参加してみての率直な感想
- 20:10:Q&A
- 20:25:クロージング
- 20:30:終了
※上記時間は目安です。進行状況に応じて変更する可能性がございます。
【参照ページ】IDEAS FOR GOOD「【6/19開催】欧州の国際会議での議論に見る、サーキュラーエコノミーの注目トピック〜WCEF2024・Growth vs Climate会議 参加報告会〜」
【関連サイト】IDEAS FOR GOOD
【関連サイト】Circular Economy Hub