【Circular Economy Hub】7/23オンラインイベント「水のサーキュラーエコノミー 望ましい水資源循環のあり方を考える」を開催します
- On 2024年7月5日
- Circular Economy Hub, Circular X, サントリー, サーキュラーエコノミー, 持続可能性, 気候変動, 水, 水育, 水資源循環, 都市化
Circular Economy Hubでは2021年よりサーキュラーエコノミーが各業界や領域に広がる未来像を学んでいただけるオンライン学習プログラム「Circular X(サーキュラーエックス)」シリーズを毎月開催しています。
2024年7月は、サーキュラーエコノミーにおける水資源循環の位置づけを知り、これからの時代にますます希少化することが予想される水資源の望ましい循環のあり方を考えていきます。
今、世界では20億人が衛生的な水にアクセスできないなどといった水ストレスを受ける国・地域に住み、40億人は少なくとも年間1カ月間極度の水不足を経験しているとされています。気候変動の進展に伴って頻発する洪水や干ばつによって、直接的な影響を受ける農業や私たちの生活における水利用への不確実性が増してきています。
水は企業が製造を行う上でも必要不可欠な資源です。水資源の枯渇や水質悪化などが生じれば、日々の操業、ひいては事業そのものの持続可能性に大きな影響を及ぼすため、水資源はビジネス上のリスクの一つであると言えます。貴重な水資源の循環的な利活用や水源の保全などは、業種を問わずあらゆる企業にとって水をめぐるリスク管理として取り組む必要性が増していると言えるでしょう。
世界全体で見ると、人口増加と経済成長に伴う消費の拡大によって、水資源の需要はさらに高まっていきます。今後予想される都市化の進展によって2050年までに世界の人口の3分の2が都市部で生活するようになり、都市部ではかつてないレベルで衛生的で信頼性、安全性が担保された水資源への需要が生じることが予想されています。すでに、2030年までに淡水需要が40%足りなくなるという試算もなされているところです。
気候変動と都市化――。この2つの大きなトレンドによって、水資源にもサーキュラーエコノミーの概念を取り入れて循環的なあり方や利活用の仕組みを実装するニーズは、今後ますます高まっていくことが予想されます。しかし、水資源においても現状では他の資源と同様に「使って捨てる」リニアエコノミーが中心となっているため、サーキュラーエコノミーの原則に沿った形で水資源を循環させながら利活用する、言ってみれば「サーキュラー“ウォーター”エコノミー」への転換が求められます。
そこで今回は、サーキュラーエコノミーにおいて水資源循環が現状どのように位置付けられているかについて確認した上で、水資源循環の具体的な手法や国内外の最新動向をご紹介します。ゲストには、水資源循環のリーディングカンパニーの一つでもあるサントリーホールディングス株式会社よりサステナビリティ経営推進本部副本部長の北村暢康氏をお迎えして、汲み上げる地下水の2倍以上の量の水を育む国内での水源涵養の取り組みと、水の大切さを次世代に伝える「水育」についてお話していただきます。
水に親しみ、水を使うことも多い盛夏のこの時期、私たちにとって欠くことのできない水について、ビジネスと生活の両面から持続可能で循環的なあり方とは何か、ご一緒に考えてみませんか。
スピーカー
北村暢康 氏/サントリーホールディングス株式会社 サステナビリティ経営推進本部 副本部長
1989年サントリー株式会社(現・サントリーホールディングス株式会社)入社。人事、営業、マーケティング、経営企画、CSR、生産など、各部門での業務経験を経て2019年より現部署。サントリーグループの企業理念「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命いのちの輝き』をめざす。」の実現に向け、サステナビリティ経営の推進に取り組んでいる。
内容
- オープニング
- 編集部からのインプット(約15分)
- サントリーホールディングス北村氏よりレクチャー(約40分)
- 質疑応答・ディスカッション
- エンディング
※今回はアーカイブ動画の販売はございません。コミュニティ会員と当日お申込み者向けに限定したアーカイブ動画の視聴期限は8月31日までとなります。予めご了承下さい。
イベントの詳細
- 日時:2024年7月23日(火)19:00-20:30
- 会場:オンライン(オンライン会議ツール「Zoom」の会議機能を利用)
- 定員:30名(先着順)
- 参加費用:
- 一般 2,000円
- Circular Economy Hubコミュニティ会員 無料
- Circular Economy Hub読者会員 1,000円
- Circular Economy Hubニュースレター登録者 1,500円
- 学生 1,000円
- お申込み方法:Peatixからお申し込みください。
- 主催:Circular Economy Hub
※Circular Economy Hub 会員システムはこちらをご参照ください。
※各会員の皆様は、別途編集部から届く案内にてクーポンコードをご確認ください。
プログラムを通じた到達イメージ
- サーキュラーエコノミーにおいて水資源循環はどのように位置づけられているかについて知る
- その上で、サーキュラーエコノミーに叶う水資源循環を実現するための具体的な方法を理解する
- 自組織や個人として、水資源循環につながる取り組みを進めるためのイメージができている
対象者(こんな方におすすめ)
- サーキュラーエコノミーに取り組む企業・自治体・個人の方
- 各種開示やSDGsなどの国際的な枠組みに沿う水資源循環のあり方について知識を深めたい方
- 上記に関わらず、学生・研究者などサーキュラーエコノミーに関心のある方ならどなたでも
イベントの詳細・お申込み
下記のURLより詳細をご確認のうえ、お申し込みください。
https://peatix.com/event/4028091/
【関連サイト】Circular Economy Hub