【イベントレポート】共創を拡張する「Mediator」の役割とは?株式会社フューチャーセッションズと「共創総会#5」を共催しました
- On 2026年1月14日
- Mediator, ワークショップ, 共創, 対話
当社は、多様な人々との対話を通じて未来を共創する株式会社フューチャーセッションズ(以下、フューチャーセッションズ)と事業連携を開始し、2025年12月2日には同社主催の「共創総会#5」を共催しました。
「共創総会」とは、フューチャーセッションズが半年に1回のペースで開催しており、共創を次の段階に進めていくために、“今”深めたいテーマを設定して対話の場をつくる自主企画です。
AIが急速に日常に浸透し、社会やメディアのあり方が大きく変わる現代。このような時代において、人と人とのリアルな対話から生まれる「共創」の価値は、ますます重要になっています。本イベントでは、「共創を拡張する〜未来をつくる対話を促すMediatorの役割とは?〜」をテーマに、フューチャーセッションズ、そして参加者の皆さまと共に、未来をつくる対話の可能性を探りました。

対話の様子
AI時代だからこそ問う「対話」と「共創」の価値
本イベントは、10月に開催した「Sustainable Media Futures」で得られた気づきをさらに深める場として企画されました。時間や場所を超えて情報を届けるメディア(非同期的な発信)と、その場でしか生まれない対話(同期的な営み)。この二つをいかに組み合わせ、未来思考の対話を生み出せるか。その鍵として、私たちは「Mediator(仲介者)」という役割に着目しました。
AIが瞬時に「答え」を提示できるようになった今だからこそ、人間は、時間をかけて対話し、共に新しい価値を創造していくプロセスそのものに価値を見出すことができます。今回のセッションは、私たち自身が共創の「Mediator」としてどのような役割を果たせるのかを、共に探求する場となりました。

未来をつくる対話を促すMediatorの役割とは?
当日は、オンラインを含め40名以上の方にご参加いただきました。セッションは、参加者がグループを作り、テーマに合わせて議論を深める「バースデーケーキ」という形式で進行しました。
最初の問いは「AI時代、未来の共創はどのような可能性があるだろうか?」。各グループからは、AIが言語の壁や知識の格差をなくし「共創の土台を作ってくれる」といったポジティブな意見が上がる一方で、「答えを急ぎすぎることでプロセスが軽視されるのでは」「身体性を伴うリアルな体験の価値が相対的に高まる」といった、AIと人間との関係性を深く洞察する議論が交わされました。
続くセッションでは、「あなたが思う“未来をつくる対話を促すMediator”とは?」という問いのもと、対話を進めました。「Mediator」とは、高度なファシリテーション能力を持つ人間だけでなく、「対立する意見を感情抜きで仲介できるAI」や、その場にいるだけで「場の空気を和ませる猫や赤ちゃん」、さらには「新たな気づきを促す本」や「対話の『間』を生む時間や空間そのもの」もまたMediatorになりうる、という発見がありました。
最終セッションでは、これまでの対話を踏まえて各グループが独自の「問い」を設定。「共創と競争は共存するのか?」「分断が進む社会で、どうすれば寛容性を保てるか?」といった問いが数多く生まれ、共有されました。

食事を楽しみながら対話をする場面も
未来に向けた「問い」を生み出す場のデザイン
共創総会を通じて、私たちは「Mediator」として、そのプロセスを媒介する存在の重要性を再認識しました。多様な人との対話を通じて新たな「問い」を生み出し続ける場を今後も設けていけたらと考えています。
当社はこれからも、フューチャーセッションズとの連携を深め、社会をより良くするための「問い」を生み出す共創の場をデザインし、発信してまいります。
【共催】株式会社フューチャーセッションズ

