【Circular Yokohama】イベントレポート「高知県嶺北地域にて『より良い地域の姿を想像して創造する』まちづくりワークショップ」を開催しました
- On 2025年1月23日
- Circular Yokohama, IDEAS FOR GOOD, まちづくり, ワークショップ, 一般社団法人れいほく未来創造協議会, 地域活性化, 多世代交流, 嶺北地域, 持続可能性, 高知
当社が運営する横浜市内における循環型のライフスタイルを推進する「Circular Yokohama」は、2024年11月7日、高知県長岡郡本山町にて嶺北高校魅力化に取り組む一般社団法人れいほく未来創造協議会が主催する「より良い地域の姿を想像して創造する」まちづくりワークショップを、企画・運営しました。
※この記事は、Circular Yokohama「高知県嶺北地域にて『より良い地域の姿を想像して創造する』まちづくりワークショップを開催しました」を転載したものです。
ワークショップ開催レポート
嶺北(れいほく)地域は高知県内、四国の真ん中に位置し、大豊町、本山町、土佐町、大川村の4町村からなる地域です。本ワークショップは、同協議会による「産業人材育成事業」の一環として、地域住民や学生が主体となって嶺北地域の未来を考え、実現に向けたアクションを生み出すことを目的に企画された全9回のプログラムです。
当社は第2回目のプログラムを企画・運営し、参加者が自由に発想を広げながら嶺北地域の魅力を再発見する場を提供しました。
「より良い地域の姿を想像して創造する」ワークショップ
開催当日は、嶺北地域の住民や学生ら24名が集まり、大きく3つのプログラムで構成されたワークショップを行いました。
初めに「空想のインプット」と題して、当社が運営するウェブメディア「IDEAS FOR GOOD」や「Circular Yokohama」で紹介している、国内外のまちづくり事例をご紹介しました。例えば、フランス・パリの「15分都市」や、ブラジル・サンパウロの「歩行者専用高速道路」といったユニークなアイデアを学び、参加者は「まちづくり」に対する想像力を広げました。
続く「空想のまちづくりアイデアワーク」では、「もし嶺北が“お金のないまち”になったら?」をテーマに、グループに分かれて意見交換を実施。嶺北地域の強みと弱みを分析しながら、自然資源を活用した自給自足の未来像や、地域産品のもつ魅力の再認識を行いました。
最後は、「2030年の首長まちづくり政策発表会」のプレゼンテーションを実施。参加者はグループに分かれ、プログラム前半で明らかにした嶺北地域の特徴をもとに、理想とする嶺北地域の未来を実現するために「いま」必要なアクションを検討しました。そして、参加者自身が2030年に首長に就任したと仮定して、まちづくり政策スローガンを発表しました。
参加者からは、
- 「清流のまち嶺北」:地域を流れる汗見川の自然資源を活用する政策
- 「No Wi-Fiのまち嶺北」:デジタル依存を減らし、人と自然、人と人とのつながりを再構築する政策
などの提言が行われました。
自由な発想から生まれる未来のアクション
ワークショップの中では、嶺北地域の自然豊かな生活の魅力や、自分たちの暮らしに取り入れたいアクションについて語る参加者が多くいらっしゃいました。
特に印象的だったのは、年長者が高校生に向けて昭和や平成の暮らしの様子を共有し、時代と共に変化するまちの姿を立体的に想像しながら、世代を超えて議論している姿です。参加者が発想する具体的なアイデアの数々は、地域のより良い未来に向けた希望を感じさせます。多世代交流が相互にもたらす学びの深さを体感できたのではないでしょうか。
終了後の振り返りでは、「たくさんの人の意見を聞くことができて、嶺北のよさを改めて実感しました。この学びを大学でも活かしたいです」「ワークショップを通じて自己実現の仕方やプロセス、固定観念にとらわれないことの重要性を知ることができました」といった感想が寄せられました。
この度のワークショップが、嶺北地域が抱える課題と、その魅力を再発見する時間となったことを願います。
Circular Yokohamaでは今後も国内外の地域と連携し、持続可能な未来を描く取り組みを展開してまいります。
【参照ページ】Circular Yokohama「高知県嶺北地域にて『より良い地域の姿を想像して創造する』まちづくりワークショップを開催しました」
【関連サイト】Circular Yokohama
【関連サイト】IDEAS FOR GOOD