【Circular Yokohama】イベントレポート「自然由来のシルク化粧品『クロレ』オリジナルカラー作成体験ワークショップ」を開催しました
- On 2024年6月20日
- B Corp月間, bcorp, Circular Yokohama, エシカル, サーキュラーエコノミー, 地域活性化, 持続可能性, 日本, 横浜, 横浜市, 環境問題
2024年5月11日、当社が運営する横浜市内における循環型のライフスタイルを推進する「Circular Yokohama」は、サステナブル・エシカルなコスメを手がける合同会社mayunoWa(以下、mayunoWa)と合同で「自分だけのコスメをつくろう!自然由来のシルク化粧品『クロレ』オリジナルカラー作成体験ワークショップ」を実施しました。
※この記事は、Circular Yokohama「『自然由来のシルク化粧品「クロレ」オリジナルカラー作成体験ワークショップ』を開催しました【B Corp月間イベントレポート】」を転載したものです。
「自然由来のシルク化粧品『クロレ』オリジナルカラー作成体験ワークショップ」開催レポート
mayunoWaと当社は、公益性の高い企業に与えられる国際認証「B Corporation」の認証企業として、共に横浜市内を中心に活動しています。今回は、同認証制度の更なる普及のため認証を取得した企業が啓蒙活動を行う「B Corp月間」をきっかけに、2社のコラボレーションが実現しました。
mayunoWaが手がける「クロレ」は、特許シルク(絹)を原料としたカラーコスメ。肌に優しいだけでなく環境や社会に配慮して作られるエシカルなコスメであることが特徴です。
今回のイベントでは、それぞれが好きな色を選んでこのシルク化粧品を手作りしました。本記事では、実際のワークショップの様子をレポートしていきます。
誰もが安心して使えるコスメを
「地球や社会にやさしく、ヒトにとっても豊かな暮らしを実現したい」という想いをもつmayunoWa。今回のワークショップでは、同社のセラピストである三浦美咲氏が講師を務めました。
美容業界に入る前、9年間保育士の仕事をしていたという三浦氏。働くなかで、子どもたちがアレルギーやアトピーで苦しむのを目にしてきたといいます。なかには、ひどいアトピーで両手に包帯を巻いている子もおり、毎日のように「先生、痒いよ」と言っていたそうです。
そんなときに三浦氏が出会ったのが、mayunoWaのスキンケアコスメでした。mayunoWaの製品は、肌への刺激となる化学成分を一切使っておらず、完全無添加。子どもでも安心して使うことができます。あの子たちのために何かできれば──そう思った三浦氏は美容業界に入り、セラピストとして働くようになりました。
シルク化粧品って、何が良いの?
今回ワークショップで扱うシルク化粧品「クロレ」は、経皮吸収・アレルギー発症リスクのないメイクを楽しむためにつくられたカラーコスメ。自然由来のシルクが配合されている完全無添加の化粧品です。
シルクは肌なじみが良く、「皮脂や水に強い」「肌にフィットする」といった特徴を持っています。そのため、化粧崩れしづらいのが特徴です。着色料を使わず、鉱石の顔料を砕いて色を付けており、その発色はとても鮮やか。それでいて、クレンジング不要で石鹸で落とすことができます。
オリジナルカラーコスメをつくろう
今回のコスメは、レッド・グリーン・ブラウン3色のパウダーを混ぜて、自分の好きな色を表現します。使用するのは、3種類のカラーです。
まずはレッド。おもにチークや口紅に使われる色です。このカラーにはサンゴが含まれています。サンゴの石言葉は、幸福で、古くから持ち主に幸運や富をもたらすエネルギーを持つとされているそう。三浦氏はこちらを「お守りのような色」と表現されていました。
次にグリーン。ゴールドに近い緑色をしたこちらは、ラメ感や光沢感があるので、つやだしやハイライトに適しているといいます。
最後はブラウン。何にでも馴染みやすいカラーで、アイシャドウにもおすすめだそう。ブラシに水をつけて粉をとると、アイライナーとしても使えるようです。
パウダーを混ぜ合わせる前に、まずは何のアイテムをつくるのかを決めていきます。アイシャドウ、リップ、チークなどどれを作るかを定め、何色をどれくらいの比率で配合していくか事前にイメージを膨らませるのです。
ある程度イメージが固まったら、ボトルに入ったカラーパウダーをさじで小さな容器に入れ、発色を見ながら綿棒で混ぜていきます。
何のアイテムにしようか?どんな色にしようか?──みなさん真剣に考えています。実際にカラーパウダーを混ぜ合わせる作業を始めると、お互いに作った色を「きれい!」「かわいい!」と褒め合う声が響いてきました。三浦氏・横山氏からは「リップに使う場合は水で湿らせると落ちにくくなりますよ」といった使い方のアドバイスも。終始和気あいあいとした雰囲気のなかワークショップは進んでいきました。
今回作ったコスメは、小さなケースにおさまる量ですが、少量でも持ちが良いため、1ヶ月くらいは十分使えるのだそう。これは、出来る限り成分をシンプルにしているため。一般的な化粧品には、使用感を良くするための成分が多量配合されているといいます。そうしたものを除くと、これくらい量が少なく、コンパクトなコスメになるのだそうです。
アイシャドウ、リップ、チーク……お気に入りの色で作ったオリジナルのコスメ。みなさん満足のいくものが作れたようすです。母の日のプレゼントにチークを作ったお子さんは、実際にお母さんの肌に色をのせてあげていました。
良い未来は、日々の積み重ねで作られる
最後に、mayunoWaのお二人にコメントをいただきました。
三浦氏
「今回のワークショップでは沢山の方々にご参加いただき、夢中になって色作りをされている参加者の皆様がとても印象的でした。
mayunoWa商品の愛用者だった私がこうして伝える側の立場になり、ワークショップ後は『mayunoWaの商品が好きな気持ちが伝わってきました』『素敵な想いで作られている商品で感動しました』などのお言葉を頂けてとても嬉しかったです。
『私が使う化粧品は、お肌だけでなく環境に優しいものを使っている!』と思えるだけで環境への取り組みに対して大きな事は出来なくても、日常の中にある小さな事の積み重ねや意識が未来の私達の生活に繋がっているのだなぁと思うとそれだけで嬉しい気持ちになります」
横山氏
「シルクのオリジナルカラーコスメをつくりながら、化粧品業界全体が課題としている『肌と環境や生態系への影響や問題を知る』人気のワークショップ。はじめは、少量のパウダーを混ぜ合わせる作業に戸惑いも見受けられましたが、少量である意味や天然鉱石やシルク原料の歴史や特徴などもお話させていただきながら、色つくりを楽しんでもらえました。
消費者が日々の暮らしで選ぶもの、使い続けるものへの基準や意識が変わるだけでも、10年先の未来は変わります。mayunoWaは、そんなきっかけになれるような化粧品を作り続けていきたいです」
開催後記
「買い物は投票だ」という言葉があります。自分にとって、大切な人にとって、心地よい世界とはどんなものだろう?いろいろと想いを馳せながら身の回りの物を取捨選択することは、きっと「欲しい未来」を選び取ることです。自分を取り囲むものを見つめ、いつもよりちょっと丁寧に生きられたら──そんなことを考えさせられるイベントでした。
【参照ページ】Circular Yokohama「『自然由来のシルク化粧品「クロレ」オリジナルカラー作成体験ワークショップ』を開催しました【B Corp月間イベントレポート】」
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