人材育成プログラム「Facilitating a Sustainable Future」を提供開始します
- On 2022年12月13日
- Facilitaing a Sustainable Future, IDEAS FOR GOOD Business Design Lab, イノベーション, サステナビリティ, サーキュラーエコノミー, ファシリテーション, ファシリテーションスキル, プレスリリース, 共創, 持続可能社会, 株式会社フューチャーセッションズ
“Publishing a better future(よりよい未来を、みんなに届ける)”をコンセプトにウェブメディア事業を手がける当社と、株式会社フューチャーセッションズが、企業や自治体のサステナビリティ・プロジェクト推進を成功に導くためのファシリテーションスキルを身につける個人向けプログラム「Facilitating a Sustainable Future」を提供開始します。※初回の開講は2023年1月25日。
プログラムの背景と目的
気候危機や生物多様性喪失、多様性や人権、少子高齢化など、より複雑化するサステナビリティ課題の解決には、社内の部署や業界、産官学民の垣根を超えた様々なステークホルダーとの共創が欠かせません。一方で、立場も価値観も利害も異なるステークホルダーとの共創は決して容易ではなく、企業や自治体のサステナビリティ推進プロジェクトの現場では「共創自体の目的化」や「連携の形骸化」、「サステナビリティと顧客(市民)満足のトレードオフ」といった事態が起こりがちです。
簡単に合意できるような分かりやすい正解がない中で、持続可能な事業開発やまちづくりの現場において求められているのは、多様なステークホルダーが同じ方向を向けるような共通のビジョンを掲げ、その実現プロセスを設計し、プロジェクトを推進に向けた対話の場までをデザインできる高度なファシリテーション技術です。
目指したくなるビジョン。思わず解きたくなる「問い」。多様なステークホルダーのコーディネート。共創プロセスの設計。対話の場づくり。これらはサステナビリティ・プロジェクトを成功に導くための「関係性のデザイン」であり、専門的なスキルが求められます。
しかし、こうした複雑性の高いサステナビリティ・プロジェクトに特化したファシリテーションメソッドは体系化されておらず、属人性の高い領域となっていました。そこで、このたびサステナビリティ分野の豊富な知見を持つ当社のIDEAS FOR GOOD Business Design Labと、ソーシャルイノベーション創出に向けたファシリテーション分野における第一人者である株式会社フューチャーセッションズは、両者が実施してきた過去のプロジェクトから得た知見とノウハウを掛け合わせ、共同で「サステナビリティ×共創×ファシリテーション」に特化した実践的なスキルが身につけられるプログラムを開発しました。
本プログラムでは、多様な観点を持つ方々を集め、多様な意見が生まれるような問いを投げかけて議論を加速させていくファシリテーターとしての人材づくりを目的に、1日3時間の講座を展開します。受講後は、講座で学んだことを実践する計画書を作成いただき、実践を見据えた学びや、定期的な受講者交流会をきっかけに受講者同士の横のつながり構築にもお役立ていただけます。
理想とする未来の実現に向けて多様な方々を巻き込み、対話を通じてプロジェクトを推進していくスキルは、職業としてのファシリテーターにとどまらず、全ての方々に役立つベーシックスキルとなります。特に、下記のような課題を抱えている方におすすめとなります。1人でも多くの方のご参加をお待ちしております。
- 関係者が思わず取り組みたくなるようなワクワクする「問い」を立てられない。
- 企業ビジョンやまちづくりビジョン設計に関わっているが、プロジェクトのプロセス設計ができない。
- 多様なステークホルダーを巻き込んだ対話の場を設定したいが、その手法が分からない。
- サステナビリティをテーマとするワークショップの設計・運営ができない。
- ワークショップの質を上げる具体的なメソッドやスキルを学びたい。
- 組織内でサステナビリティ浸透を進めたいが、その手法が分からない。
- 将来的に様々なサステナビリティプロジェクトにファシリテーターやコーディネーターとして関わりたい。
プログラムの特徴
サステナビリティ × ファシリテーションの専門性
本プログラムは、企業や自治体、大学などとの連携によりサステナビリティ・サーキュラーエコノミー推進プロジェクトを多数展開してきた当社のIDEAS FOR GOOD Business Design Labと、ファシリテーション分野の第一人者であり、社会イノベーションに向けた共創活動を促進させてきた株式会社フューチャーセッションズとが、両者の知見を活かして開発したオリジナルプログラムとなります。両社は過去にもサーキュラーエコノミーとデザイン思考を掛け合わせた短期集中型のサーキュラーデザイン思考育成プログラム「Circular Design Sprint」を共同開発しており、複数の企業・自治体・大学にて展開しています。
実践的で具体的な手法とスキルを学べる
ファシリテーションスキルと聞くと抽象的な印象を受ける方も多いかもしれませんが、本プログラムでは、サステナビリティ・プロジェクト推進に必要なロードマップの設計手法や、優れた「問い」を立てる際の方法論、共創・対話型ワークショップにて活用可能な目的別のワークショップメソッドなど、すぐに実務で活用可能な具体的手法を数多くお伝えします。
座学で終わらず、実践につなげる
本プログラムでは、ファシリテーションの目的や手法を理解して終わりとならないように、模擬セッションやセッション実施計画書の作成、受講者交流会を通した実践者同士のつながり構築の場などもご用意しております。受講者同士のネットワーク化と知見共有により、サステナビリティ・プロジェクトにおけるファシリテーション・メソッドをさらに深化・発展・体系化していくことを目指しています。
プログラムの構成
サステナブル・イノベーション・ファシリテーター講座
- [講義]サステナビリティ事業開発とファシリテーション/良い「問い」の立て方(復習用テキスト・動画つき)
- [体験]模擬セッション
- [実践計画]セッション実施計画書を作成
(以下、講座終了後)
- [実践]計画に基づき参加者が自ら自社などでセッションを実施(任意)
- [報告]受講者交流会(年2回の予定)
プログラムの概要
- 開催日時:2023年1月25日(水)18:30〜21:30
- 参加人数:15~30名程度
- 開催形式:オンライン
- 提供料金:22,000円(税込)
- 詳細URL:https://bdl.ideasforgood.jp/product/facilitating-a-sustainable-future/
- 先行受付URL:https://forms.gle/pVH2rFQ5eLPB6Ljf9
開講記念イベント
Facilitating a Sustainable Future:解きたくなる「問い」はこう創る。サステナビリティをワクワクに変える「場」のデザイン
本プログラムのローンチに先立ち、「サステナブルな未来をつくるファシリテーション」をテーマにイベントを行いました。茨城、千葉、鹿児島の3拠点生活をしながら、様々な共創型まちづくりプロジェクトに携わる株式会社カゼグミ代表取締役・合作株式会社取締役の鈴木高祥氏、廃材アップサイクルを体験できるDIYバー/Rinne.barを通じて「クリエイティブ・コンフィデンス」を取り戻す場を提供する株式会社RINNE代表の小島幸代氏をお招きし、サステナビリティ・プロジェクトを成功に導く「場」と「関係性」のデザインについて考えました。
- 日時:12月12日(月)19:00-21:00
- 登壇者:ゲスト:鈴木高祥氏(合作株式会社)、小島幸代氏(Rinne.bar)モデレーター:加藤佑(当社)、有福英幸氏(株式会社フューチャーセッションズ)
- 詳細:https://facilitating-a-sustainable-future.peatix.com/
【参照ページ】プレスリリース「サステナビリティ推進に必要な共創ファシリテーション人材育成プログラム『Facilitaing a Sustainable Future』を提供開始。12/12イベント開催!」
【関連ページ】IDEAS FOR GOOD Business Design Lab「Facilitating a Sustainable Future ~サステナブル事業開発に必要なファシリテーションスキルを身につける1day講座~」
【関連サイト】IDEAS FOR GOOD Business Design Lab