【メディアインタビュー#05】Circular Economy Hub
- On 2021年4月9日
- Circular Economy Hub, インタビュー, サーキュラーエコノミー, メディアインタビュー, 循環型経済, 気候変動, 社会課題
こんにちは!ハーチの杉山です。メディアインタビューでは、当社が運営するメディアの背景や活動内容、メンバーやこれからやりたいことなどをリレー形式でご紹介しています。(これまでのメディアインタビューはこちら)
第5回となる今回は「Circular Economy Hub」をご紹介します。世界では気候変動をはじめとする社会課題解決に向けた戦略として「サーキュラーエコノミー(循環型経済)」への移行が重要なテーマとなっています。同メディアは、そんな渦中の2020年3月に生まれた、サーキュラーエコノミー特化型のWebプラットフォームです。
Circular Economy Hub編集長の那須に、同メディアを運営する想いや活動内容について聞いてみました。
Circular Economy Hubとは?
Q. Circular Economy Hubとは何ですか?
Circular Economy Hubは、サーキュラーエコノミーのプラットフォームです。サーキュラーエコノミーに関する海外の最新情報の提供や、企業同士のマッチングなどを通じて、日本のサーキュラーエコノミーを加速させるための支援をしています。
現在は、「知る」「実践」「つながる」を目的として、大きく3つの活動を行っています。
専門メディアとしての発信(知る)
国内外のサーキュラーエコノミーに関する動向記事や分析レポートなどを掲載しています。加えて、国内外の実践者へのインタビュー記事や学びのコンテンツ、各国の戦略や200組織以上(今後も増加)の国内外企業データベースなどの閲覧も可能です。Circular Economy Hubでは「サーキュラーエコノミーに関する主要な情報がすべて掴める」サイトづくりをしており、読者の方にアクションにつなげていただくことを目標としています。
サーキュラーエコノミーに関するイベント(実践)
「知る」の後には、サーキュラーエコノミーをビジネスや政策にどのように実装していくのか、という視点が欠かせません。Circular Economy Hubでは、セミナーやツアー、交流会などを企画し、企業の具体的な推進事例から学ぶ機会を提供しています。2020年は、各業界をけん引する企業が登壇する全7回のオンラインイベントを開催し、のべ500名以上の方に参加いただきました。そこで生まれたご縁も数多くあります。2021年もさらに深いテーマでイベントを実施していく予定ですので、ぜひ参加してみてください。
共創が生まれる場づくり(つながる)
サーキュラーエコノミーへの移行には、サプライチェーン内や異業種間での協働が必須です。この動きを加速させるためには、まずはどのようなプレイヤーがいて、どのような強みを持っているかを知るところから始めなければなりません。そのために、多様な人や組織が集うプラットフォームの存在が必要だと思っています。2021年は、Circular Economy Hubのオンラインコミュニティを一つの舞台として、共創が生まれる場づくりをしていきます。
現在はメディアとしての発信が多くを占めますが、メディアの機能はサーキュラーエコノミーを加速させるための一つの手段でしかありません。今後は、循環型の事業やアクションが次々と生まれていくような場をつくっていきたいと考えています。
メンバー
Q. Circular Economy Hubを運営するメンバーについて教えてください。
Circular Economy Hubは、サーキュラーエコノミーに関するさまざまな専門性を持ったメンバーで運営しています。
元メーカー勤務、元通信社記者、コミュニティオーガナイザーなど多様な経験を持つメンバーで構成され、オランダやドイツ、オーストリアなど海外に在住しているメンバーもいます。全員、社会を持続可能で循環型にしたいという共通の想いを持っているので、メンバー間でさまざまなアイデアや知見を持ち寄ることで、一緒に成長しています!
今後の展望
Q. メディアとして今後取り組んでいきたいことは?
2020年3月にオープンしたCircular Economy Hubは、まだまだ日が浅いメディアですが、この約1年間でさまざまな方からのご支援や協働の機会を得て、成長させていただいたことに感謝しています。この1年を踏まえて、今後取り組みたいことが大きく三つあります。
一つ目は、2021年はサーキュラーエコノミーのターニングポイントになる年ということから、発信方法を多様化させていくこと。具体的には、Webメディアの記事配信以外に、フォーラムの実施・音声や動画メディアなどでの発信やリアルイベントの模索など、さまざまな発信のチャネルを開拓していきます。
二つ目は、海外の企業やプラットフォームなどとの連携を強化することです。すでにいくつかの海外事業者やプラットフォームとのつながりを持っているので、海外の情報を取り入れるだけでなく、日本ならではのサーキュラーエコノミーの動きを海外へ発信していきます。
三つ目は、「サーキュラーエコノミーのその先」を模索すること。サーキュラーエコノミーへの移行は、豊かな社会と自然をつくるための最低限果たすべきことだと認識しており、あくまでも手段です。Circular Economy Hubでは、その先の「私たちはどのような社会を作りたいか、自然との関係はいかにあるべきか」という、大きなテーマに思いを馳せることにも取り組んでいければと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。サーキュラーエコノミーを推進したい企業や団体、自治体の方々を支援していくプラットフォームなので、ご興味のある方はぜひイベントに参加したり、お問い合わせフォームなどから連絡をしたりしてみてください!
今回はCircular Economy Hubのメディアインタビューをお届けしました。次回もお楽しみに!
【関連サイト】Circular Economy Hub