
【IDEAS FOR GOOD】10/26開催「都市の屋上農園を見に行こう!循環型コミュニティガーデンの実践から学ぶ、“食をつくる”がある暮らし【全6回体験シリーズ Vol.2】」を開催します
- On 2025年10月6日
- IDEAS FOR GOOD, コンポスト, サーキュラーエコノミー, ローカルフードサイクリング株式会社, 循環型コミュニティガーデン, 循環経済, 食, 食の価値
私たちが生きるために欠かせない、食。それは、毎日の営みを支えるインフラでもあり、日々を豊かに彩る存在でもあります。
そんな食品の価格が、近年大幅に上がり続けています。2025年6月の消費者物価指数によれば、お米やパンを含む穀類は前年同月比で+29.0%(※)。このほか、肉類、卵、野菜など、生活に身近な食材の価格の高騰は止まらず、この先も続くと予想されています。こうした状況に、「なぜ?」と誰かを攻めたくなったり、ついついため息をついてしまいたくなったりするかもしれません。
しかし、そんな今だからこそ、私たちは、食の「本当の価値」を改めて問い直してみる必要があるのではないでしょうか。
そんな問いを出発点に、IDEAS FOR GOODは、身近な食材の生産者や流通の現場を訪ね、食の価値と主体的に向き合うための体験シリーズイベントを企画しました。
第2回「都市の屋上農園を見に行こう!循環型コミュニティガーデンの実践から学ぶ、“食をつくる”がある暮らし」
第2回となる今回は、ローカルフードサイクリング株式会社のたいら由以子さんと一緒に、都市の循環型コミュニティガーデンやコンポストの実践から、「食を作ること」で私たち個人の生き方や社会がどう変わるのかを考えます。
ローカルフードサイクリング株式会社は、半径2kmの小さな栄養循環の仕組み「ローカルフードサイクリング」を作ることを目指し、都会でも使えるバッグ型のコンポストの開発など、食の循環やフードロスの削減を目指した様々な活動を行っています。
また、2024年末には循環型コミュニティガーデンの活動の普及を目指す「循環型コミュニティガーデン協会」を立ち上げ、生産と消費が分断されがちな都市のコミュニティガーデンに関わる人を増やすことで、多くの人々が土や農、生き物に触れ、自然の摂理や食べ物の成り立ちを実感できる社会を目指しています。
当日は、同社がオフィスとして入居する東京都・池尻大橋の複合施設「HOME/WORK VILLAGE」を訪ね、たいらさんより循環型コミュニティガーデンの実践や学びについて伺います。HOME/WORK VILLAGEの屋上農園を見学したり、都市で作られたお野菜を使った軽食をいただいたりといった体験も交えながら、「食べ物を作ること」を通して起こる個人や社会の価値観・暮らし方の変化について共に考えていきます。
※ 2020年基準 消費者物価指数 全国 2025年(令和7年)6月分
イベント概要
- 日時:10月26日(日)13:30~15:30
- 場所:HOME/WORK VILLAGE(東急田園都市線 池尻大橋駅 徒歩10分)
- 参加費:3,500円
- 定員:10名
- ゲストスピーカー:たいら由以子さん
- お申込み:Peatix よりお申し込みください。
※小学生以下のお子様は無料でお越しいただけます。お越しいただく場合は、申し込みフォームに一言ご記載ください。
※参加費には、都市で育ったルッコラを使用した軽食とドリンクが含まれます。
※前回までの体験シリーズイベントに参加された方は、peatix経由でお送りしているディスカウントコードをご使用いただけます。(【全6回体験シリーズイベント ディスカウントコードのお知らせ】をご覧ください。)
※キャンセルポリシー:イベント開催日の3日前(2025年9月19日23:59)までにご連絡がない場合は、返金は致しかねます。前日、当日のご連絡も同様です。ご了承いただきますよう、お願いいたします。
当日の流れ
- 13:15:受付開始
- 13:30:オープニング・アイスブレイク・IDEAS FOR GOODからのインプットトーク
- 14:00:たいらさんスペシャルトーク「都市の循環型コミュニティガーデン実践から考える、食の生産が変える個人と社会」
- 14:30:屋上農園・コンポスト見学
- 14:50:「半径2kmの循環をどう作る?」アイデア出しワークショップ
- 15:20:クロージング
- 15:30:終了
ゲストスピーカーのご紹介
たいら 由以子さん
大学で栄養学を学び、証券会社で勤務。大好きな父とのお別れをきっかけに、土の改善と暮らしをつなげるための、半径2kmでの資源循環を目指し活動開始。青年団の仲間と循生研を立ち上げ、子どもから高齢者、外国人までコンポストでつながる美味しい食の輪をつくるのが生きがい。メンバーとのお茶の時間を一番大切にしている。行動を最良の学習手段とし、活動をスパイラルアップさせるが信条。趣味はイラストコミュニケーション、レコード・映画鑑賞、愛犬と遊ぶ。ローカルフードサイクリング株式会社代表取締役、生ごみ焼却ゼロプラットフォーム共同代表、日本環境ボランティアネットワークJCVN理事。
こんな方におすすめ
- コミュニティガーデンや食の循環に関心のある方
- 食べ物を自分で作ることに興味がある方
- 安いものを選びがちな社会の風潮に疑問を感じている人
- 多様な価値観に触れ、「食との向き合い方」を深めていきたい方
- 食を通じて、自分自身や社会、地球との関係性をより豊かにしていきたい方
- 実践の裏側にあるリアルな葛藤や課題を通し、主体的に学ぶことに興味がある方
- すぐに答えの出る「ソリューション」ではなく、自分の中に残り続ける「問い」を求めている方
- 食にかかわる実践者になるためのヒントが欲しい方
- このほか、食べることが大好きな方など、どなたでも大歓迎です!
今後のプログラム(Vol.3以降)
Vol.1「ネパールに森を育む『BIKAS COFFEE』と考える、未来のためのコーヒーの値段」 ※終了
訪問先:BIKAS COFFEE(都内)|9月22日(月)|参加費 3,500円
Vol.3 「卵とアニマルウェルフェア」
訪問先:Unshelled(東京農工大学)、ほか東京農工大学内の施設|11月15日(土)18:00〜20:00|参加費 未定
Vol.4「生き物との関係性を編み直す。生産現場で探る、豊かな食」
訪問先:米農家・牧場・ジビエ猟師(2泊3日のフィールドツアー・千葉県御宿町)|11月中旬|参加費 未定
Vol.5 「発酵と醤油」
訪問先:有田屋(群馬県安中市)|12月上旬|参加費 未定
Vol.6「誰と、何を、どう食べる?食べながら思い描く、未来の食卓」
訪問先:タノバ食堂(大澤山 龍雲寺)|12月21日(日)15:00〜18:00予定)|参加費:自由価格制
※各回10〜12名の少人数制。単発参加・連続参加のどちらとも大歓迎です。
※各回の日程・お申し込みは、順次このページで公開していきます。
イベントシリーズについて
今回は、普段IDEAS FOR GOODの記事で発信しているような「ソーシャルグッド」な取り組みを情報として聞くだけではありません。世間的に“良い”とされるモノを生み出すための葛藤や、それを選ぶ難しさ、より良いを追求したいけれどできない背景にあるもの……生産の現場で人々が日々抱える戸惑いや本音、ジレンマといった「リアルな声」にも耳を傾けていきます。
各回では、訪問先での体験やインプットを受けてそれぞれがどう感じたか、目の前の食の価値をどう定義するかといった問いについて、対話やワークショップを行う時間も設けます。IDEAS FOR GOOD編集部メンバーが世界中のアイデアをリサーチするなかで得た食にまつわるさまざまな情報、生産者の声、そして参加者の皆さんの声……。唯一無二の答えはありませんが、参加する人それぞれが言葉を交わし合うことで、新たな気づき、さらなる問いが生まれるのではないかと私たちは考えています。
目の前の一皿が、どんな土で育ち、誰の手に支えられ、どんな旅をしてここにやって来たのか。その物語を紐解きながら、私たちの「いただきます」を見つめ直す時間を、一緒に過ごしませんか。
共に旅する案内人のご紹介
相馬素美(そうま もとみ):IDEAS FOR GOOD編集部
1996年、神奈川県横浜出身。東京音楽大学器楽専攻鍵盤楽器(ピアノ科)、同大学院伴奏研究領域にて研鑽を積む。2020年にハーチ株式会社に入社、IDEAS FOR GOOD、Circular Yokohama等にてサステナビリティに関する幅広いトピックの取材・執筆のほか、企業向けのサステナビリティ研修、展示、地域イベント、ワークショップ等の企画運営を担当。2023年、半年間アイルランドに滞在し、語学研鑽や取材活動を行う。
伊藤智子(いとう ともこ):IDEAS FOR GOOD編集部
地元である大阪の都市部を離れ、数年前に千葉の里山に移住。生態系の一部としての人間のあり方を模索すべく、山の中の古民家でシェアハウス生活を行う。自分が口にするものの生産現場を知るため、魚、肉、米、野菜、牛乳といった生産の最前線で農家の手伝いをしながら、カフェの運営やまちのにぎわいを取り戻すべく地域の活動にも取り組んでいる。最近のテーマは、目の前のものをじっくり感じ、味わい尽くすこと。曖昧なもの、わかりにくいものこそ大事にしたい。
イベントのお申込み
下記ボタンよりPeatixにリンクしてお申込みいただけます。