YubicoとOktaの9カ国調査、人とAIの文を見分けるテストで人の文を正しく選べたセキュリティ専門家は36%

YubicoとOktaは10月7日(現地時間)、日本を含む9カ国で技術職・セキュリティ職に聞いた調査『グローバル認証状況調査2026』の結果を発表した。調査はTalker Researchが7月2日から16日に実施し、従業員500人以上の企業に勤める1,890人が答えた。Oktaの記事によると、セキュリティのリーダーの88%は、自社の今のセキュリティの備えに自信を示した。
同じ記事によると、両社はセキュリティの専門家に、メッセージが人の書いたものかAIの生成したものかを見分けてもらうテストを行った。その結果、人の書いたメッセージを正しく選べた専門家は36%だった。Oktaは、誤字や不自然な言い回しのような見た目の手がかりが、AIによってフィッシングの目印として役に立たなくなったとみる。Yubicoの発表は、AIの生成した文章を人の文章と区別できなかった専門家を39%とする。39%が36%と同じテストの集計かどうかは、両社の発表に書かれていない。Yubicoは、経験を積んだ専門家でも生成AIの書いたメッセージを見抜きにくくなり、利用者の注意には頼れなくなっていると説明する。
直近12カ月に自社がAIを使った攻撃の被害を受けたとする回答は全体の44%だった。国別では、シンガポールの58%が最も高く、ドイツは38%、日本は30%だった。Oktaの記事は、この1年で組織に届くフィッシングが増えたとした人が70%、経営陣や顧客を狙った動画・音声・電話による不審ななりすましに遭った人が43%いたことも挙げる。
自律型のAIエージェントに重要な操作を実行させる前に、人による承認の手順を挟むことを望む人は91%だった。顧客や同僚とのやり取りをAIエージェントに委ねることについて「まったく抵抗がない」と答えた人は、インドが41%で最も多く、フランスは12%、日本は4%にとどまった。Oktaの記事によると、AIエージェントに任されている業務には、日々の予定管理(35%)や社内向けの連絡文の下書き(35%)がある。
ログインの方法では、パスキーのほうが安全だと知る人が多いのに、回答者の43%が職場でパスワードに頼っていた。Oktaの記事は、回答者の87%がパスキーに詳しい一方、52%は着任時にユーザー名とパスワードを渡されていたと紹介する。
【関連サイト】Yubico「Yubico、認証に関する最新のグローバル調査結果を発表 パスキーの安全性は認識していても実装は進まず、セキュリティ専門家の約半数が今もパスワードに依存」









