Guidewire、AIで企業向け損保の引き受けを支える英hyperexponentialを基本価格17億ドルで買収へ

損害保険会社向けのソフトウェアを手がける米Guidewireは10月27日、英ロンドンのhyperexponentialを買収する最終契約を結んだと発表した。買収の基本価格は現金17億ドルで、調整がある。加えて、決められた経常収益の目標を買収の完了後に達成した場合に、最大4億ドルを支払う。
hyperexponentialは、企業向けの損害保険を扱う保険会社に、AIを前提に作った引き受けと保険料の算定のソフトウェアを提供している。同社は、世界の大手保険会社や再保険会社などで、年間の保険料が合計750億ドルを超える企業向け損害保険の引き受けの判断を支えてきた。顧客にはAviva、Allianz、Sompoなどがいる。hyperexponentialは以前からGuidewireの技術提携のパートナーでもある。
Guidewireによると、買収で、AIエージェントが企業向けの保険の引受担当者やアクチュアリーとともにリスクの評価から保険料の決定、判断までを担う「エージェント型の引き受け」を形づくる態勢が整う。保険会社は、より多くの申し込みに、より速く応じられるようになるという。
買収の完了は、Guidewireの2027会計年度第2四半期(2027年1月31日までの四半期)の見込みだ。同社が米証券取引委員会に出した書類によると、買収の完了に条件は一つも付いていない。同じ書類によると、基本価格は運転資本や現金、有利子負債などで調整される。資金は新たに借り入れる10億ドルと手元の現金で賄う予定で、Bank of AmericaとCitibankから融資の確約を得た。
Guidewireのマイク・ローゼンバウムCEOは、保険をリスクの判断の質が事業の成果を大きく左右する複雑な業界と位置づけ、両社は保険業界に特化して企業向けの引き受けを変えるAIを届けられる立場にあると話した。hyperexponentialのアムリット・サンティラセナンCEOは、引き受けの判断は保険会社にとって最も効果の大きい仕事だという考えで同社を創業したと説明した。同氏は、両社が組むことで保険会社は損害率を改善し、資本をより効果的に配分できるようになると述べた。
【関連サイト】Guidewire「Guidewire Signs Definitive Agreement to Acquire hyperexponential」
【関連サイト】Guidewire(米証券取引委員会のEDGAR)「FORM 8-K CURRENT REPORT」
【関連サイト】Guidewire(米証券取引委員会のEDGAR)「Guidewire announces agreement to acquire hyperexponential」
画像:Editorial credit: Tada Images / Shutterstock.com









