本文へ移動
Harch AI Lab AI Learning & Research Mediapowered by Artiql Inc.

Check Point、ClaudeやCodexなどのAIツールの認証情報を狙う情報窃取型マルウェアを報告

セキュリティ企業Check Pointの研究部門Check Point Researchは10月23日、新たに確認された情報窃取型マルウェア「Aokigahara」の分析を公開した。このマルウェアは、感染した端末から、ClaudeやCodex、CursorなどのAIアプリや開発ツールの認証ファイルやセッションデータ、設定ファイルを集める。

分析によると、このマルウェアはブラウザーに保存されたパスワードやクッキー、暗号資産のウォレットの情報など、情報窃取型マルウェアがよく狙うデータも盗む。AIアプリと開発ツールを狙う専用の仕組みは、AWSの認証情報やシングルサインオンのデータも対象に含む。マルウェア全体では、Gitの認証情報ファイルやSSHの秘密鍵、AWS・Azure・Google Cloudの認証・設定ファイルなども集める。

同社によると、攻撃者がAI向けの仕組みが集めるファイルを狙うのは、認証トークンやAPIキー、クラウドの認証情報などが含まれている場合があるためだ。こうした情報が有効なまま使えれば、攻撃者はパスワードを入力せずにAIサービスやクラウドの環境に入り込み、非公開の会話やソースコードを見たり、有料のサービスを勝手に使って料金を発生させたりできる可能性がある。ただし同社は、対象のファイルのすべてに認証の秘密情報が入っているとは限らないと断っている。盗んだデータを攻撃者がどう金銭に換えているかについても、同社は今回の分析で確かめていないとした。

SymantecとCarbon Blackの調査チームも10月15日、「Aoki」の名で、別名をAokigaharaとするマルウェアについて報告していた。同チームによると、Aokiは比較的新しいマルウェアで、最初に確認されたのは今年に入ってからだ。古い検体はAIに関するファイルを探していなかったことから、同チームは、AIのコーディング支援ツールを狙う機能は最近加わったとみる。背後にいる攻撃者の集団は分かっていないという。

Check Point Researchは、AIアプリの認証情報とセッションデータを、ブラウザーのセッションやクラウドの認証情報、開発者の鍵と並ぶ機密性の高い資産として扱うべきだと結論づけた。感染の経路や被害の規模は、どちらの報告にも書かれていない。

【関連サイト】Check Point Research「Infostealer riding the AI Train」

【関連サイト】Symantec「Aoki: Infostealer Targets AI Coding Assistant Credentials」