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ChatGPT・Gemini・Claude・Copilot、どれがいい?生成AIサービスの機能・特徴・料金を比較

ChatGPT、Gemini、Claude、Copilot と、生成AIを無料版で触るうちに、メールの下書きや調べものでの使い方も少しずつ分かってきた。そろそろ本格的に仕事で使いたいが、有料にするとして、どのサービスを選べばよいのか分からない。

生成AIサービスを選ぶ手がかりは、性能の評価や料金のほかに、自分が何を作るか、入れる資料をどう扱うかにもある。

生成AIの利用率1位はChatGPT、性能評価の総合力が高いのはClaude

ICT総研が2026年2月に2,024人に行ったWebアンケートでは、生成AIサービスを調査前の1年以内に使った人のうち、ChatGPT の利用率は36.2%、Gemini は25.0%、Copilot は13.3%、Claude は4.3%だった。利用率はサービスごとの数字だが、同じ生成AIサービスでも、使えるモデルはプランで違う。

生成AIサービスの利用率1年以内に何らかの生成AIサービスを使った人に占める、サービスごとの利用率
ChatGPT36.2%
Gemini25.0%
Microsoft Copilot13.3%
Claude4.3%
ChatGPT・Gemini・Microsoft Copilot・Claude の4つだけを示す(調査はほかのサービスも挙げている)。調査に挙がった各サービスと「その他」の割合を足すと約9割(編集部で計算、90.7%)。回答の形式(1つを選ぶか、複数を選べるか)は公表資料から分からない。インターネットユーザー2,024人へのWebアンケート(2026年2月)。
出典:ICT総研「2026年2月 生成AIサービス利用動向に関する調査」(2026年2月20日)
サービス(2026年10月19日) 個人の有料プランで普段使うモデル 最上位のモデルと使える条件 会社向けプラン
ChatGPT GPT-6 Sol(Plus・Pro) GPT-6 Astra(Plus 以上。チャットでは Pro プランの「Pro 推論」) Business・Enterprise も GPT-6 Sol
Gemini Gemini 3.1 Pro・3.8 Flash(Google AI Pro) Gemini 4 Argon(Google AI Pro 以上) Google Workspace の通常のプランでは Argon は追加の契約が要る
Claude Claude Opus 5.5・Sonnet 5.5(Pro・Max) Claude Fable 5.1(Max は週の上限の50%まで込み、Pro は別払い) Team・Enterprise も個人の有料プランと同じモデル。Fable はプレミアムシートなら込み、それ以外は別払い
Copilot ヘルプにあるモデル名は、スマートモードの「GPT-5」だけ 個人向けはヘルプに記載なし。会社向けは Copilot Cowork・Copilot Studio で GPT-6 Astra・Claude Fable 5.1 を順次提供 2026年7月の発表で GPT-5.6 が優先のモデル。GPT-6 Sol・Claude Opus 5.5 も選べる(Cowork の既定は、モデルを自動で選ぶ「Auto」)

※2026年10月時点

生成AIの主な4つの性能の評価は、試験の総合点、利用者の投票、実務の課題、要約に元の記事にない内容が入る割合と、それぞれ別のものを測定している。

評価(時点) 何を測るか 主な結果
Artificial Analysis(2026年10月19日時点) 10の試験の総合点。API で、推論の設定ごとに測る 最も高い設定で Claude Opus 5.5 58、GPT-6 Astra・Gemini 4 Argon 53
Arena(2026年10月15日) 利用者の投票 1位 Gemini 4 Argon、3位 Claude Opus 5.5、30位 GPT-6 Astra、61位 GPT-6 Sol
Vals Index(2026年10月16日) 金融・法務・税務・コードの実務の課題 Gemini 4 Argon 68.90%、Claude Sonnet 5.5 67.04%、GPT-6 Astra 63.13%、GPT-6 Sol 57.54%
Vectara(2026年10月16日) Vectara の判定モデルで測る、要約に元の記事にない内容が入る割合。低いほどよい GPT-6 Sol 6.5%、GPT-6 Astra 8.7%、Gemini 4 Argon 12.1%。Claude の5系は未掲載

※2026年10月時点

4つのサービスの有料プランで使えるモデルの中では、試験の総合点は Claude Opus 5.5、利用者の投票と実務の課題は Gemini 4 Argon、要約に余計な内容を足さない点は GPT-6 Sol が最もよかった。ただし、要約の評価の一覧には Claude の5系が載っていない。一方、ChatGPT の Plus・Pro で普段使う GPT-6 Sol は、Arena では61位で、Artificial Analysis の総合点は出ていない。

Anthropic は Claude Opus 5.5 の発表で、今の水準の性能では、評価の点数の差は実際の差の目安になりにくくなったと述べた。OpenAI は、自社の評価でモデルが出した出力が、ChatGPT の画面に出る答えと少し違う場合があるとしている。

生成AIに頼んだ調査の回答については、どのサービスでも出典を開いて確かめる必要がありそうだ。BBC など18か国22の公共放送は、2025年5〜6月の共同調査で、ChatGPT・Copilot・Gemini など、Claude を含まない4つの生成AIの無料版にニュースについて尋ねた。4つの無料版の回答の45%に重大な問題が1つ以上あり、問題の最も多い原因は出典の示し方だった。

仕事の成果物を比べた OpenAI の評価では、アウトプットするものの形で得意なモデルが分かれた。2025年10月に公開した GDPval では、米国の44職種の実務の課題で、各モデルと人の専門家が作った成果物を、その職種の専門家が作り手を伏せて比べた。比較の結果、前の世代の Claude Opus 4.1 は書式やスライドの配置に、GPT-5 は指示どおりに作ることや計算の正しさに優れていた。

生成AIサービスの候補は、性能の評価の順位より先に、作るものが文章か表かスライドかと、申し込むプランで使えるモデルで絞りやすい。

個人向けの生成AIの有料プランは、値段で何が変わる?

ChatGPT・Gemini・Claude・Copilot の個人向けの有料プランは、どれも2〜4つのプランが用意されている。

サービス(2026年10月19日。Microsoft 365 Pro は10月21日) 個人向け(月額) 会社向け(1人あたり月額)
ChatGPT Go 1,400円、Plus 3,000円、Pro 16,800円から Business 3,050円(年額課金)、3,850円(月額課金)。2名から
Gemini Google AI Plus 725円、Google AI Pro 2,900円、Google AI Ultra 14,500円から Google Workspace Business Standard 1,600円(年間プラン)
Claude Pro 22ドル、Max 110ドルから Team 22ドル(年払い)、27.50ドル(月払い)。2名から
Copilot Microsoft 365 Personal 2,130円、Family 2,740円、Premium 3,200円、Pro 16,000円 Microsoft 365 Copilot Business 3,148円(年払い・割引前。Microsoft 365 のプランに追加)

※2026年10月時点

料金は、Claude が消費税10%込みのドル建て、Microsoft の会社向けが税抜で、ほかは税の表示がない。Microsoft 365 Personal・Pro の料金には Word などのアプリと1TB以上の保存容量、Google AI の有料プランには400GB以上の保存容量も含まれる。

保存容量やアプリ、Microsoft 365 のアプリを共有できる人数を除けば、個人向けの生成AIの値段の差は主に使える量とモデルの差だ。Claude と Gemini の有料プランは、使える量が5時間ごとにリセットされ、週ごとの上限もある。Microsoft 365 の Personal・Family では、Copilot を使える量が、AIクレジットと機能ごとの上限で決まる。OpenAI は、ChatGPT のテキストのチャットを無料版から無制限とし、一度に入れられる量を、Plus のすぐ答える Instant で約40ページ分と示している。

性能の評価で上位の GPT-6 Astra・Gemini 4 Argon・Claude Opus 5.5 は、それぞれ ChatGPT の Plus、Google AI Pro、Claude の Pro から使える。

Office の中では Copilot 以外の生成AIも使える

機能(2026年10月19日) ChatGPT Gemini Claude Copilot
Office・Google のアプリの中で使う Excel・Word・PowerPoint・Google スプレッドシートの拡張機能 Gmail は Google AI Plus から、Google ドキュメントは Google AI Pro から(一部の言語のみ) Claude for Microsoft 365・Outlook(Pro 以上) Word・Excel・PowerPoint・Outlook(Microsoft 365 Personal 以上)
調べもの Deep Research(無料版は上限あり) Deep Research(無料版にもある) Research(Pro 以上) リサーチを代わりに行うエージェント(Premium・会社向け)

※2026年10月時点

Excel や PowerPoint などの Office の中では、Copilot のほか、ChatGPT も無料版から、Claude も Pro から使える。

職場の Copilot は会議の要約や下書きから試す

会社で対象の Microsoft 365 プランを使っていれば、Copilot Chat は追加料金なしで使える。Teams や Word の中で使う Microsoft 365 Copilot は、Microsoft 365 のプランに追加で契約する。

英国政府が2024年に公務員2万人へ Microsoft 365 Copilot を配った試験では、アプリごとに使った人の割合は Teams の中が最大71%で最も高く、Excel の中は最高でも23%にとどまった。試験に加わった英国ビジネス貿易省の評価では、最も多い使い方は会議の文字起こしや要約だった。

ビジネス貿易省の利用者の記録では、Copilot を使って仕事にかかる時間は、文章を扱う仕事で最も減ったが減り方は小さく、会議の日程調整や画像の作成ではかえって増えた。

社内で Microsoft 365 Copilot を使える人は、まず会議の要約や下書きで試し、日程調整や画像の作成に使うときは、かえって時間がかかっていないかを見ておきたい。

生成AIに入れた仕事の資料は、学習に使われる?

サービス(2026年10月19日) 個人向け 会社向け
ChatGPT 会話は学習に使われうるが、設定で止められる。回答に良い・悪いの評価を付けると、学習を止めていても会話全体が使われうる 既定で会話を学習に使わない。良い・悪いの評価を付けても学習に使わない
Gemini 「アクティビティの保存」が既定でオン(18歳以上)で、オフにするまで会話は学習に使われうる。「アクティビティの保存」がオフでも、フィードバックを送ると、過去24時間のチャットなどが学習に使われうる。人が確認した会話は、消しても最長3年残る 許可なく会話を学習に使わない
Claude 設定で学習を止められる(安全性の確認で印が付いた会話は除く)。良い・悪いの評価ボタンを押した会話は、全体が最大5年保存され、学習に使われうる 既定で会話を学習に使わない。良い・悪いの評価ボタンを押した会話は学習に使われうる。管理者は評価ボタンを無効にできる
Copilot Word などの中で Copilot に入れた内容は、基礎モデルの学習に使われない Copilot に入れた内容は基礎モデルの学習に使われない

※2026年10月時点

仕事の資料は会社向けのプランで扱いたい。個人の契約で生成AIを仕事に使う場合は、学習を設定で止めておく。良い・悪いの評価ボタンは、会社向けと個人向けのどちらのプランでも押さないでおきたい。

生成AIの有料プランは、途中でやめると返金される?

ChatGPT・Gemini・Claude・Copilot は、4つとも無料版が利用できる。

サービス(2026年10月19日。Copilot の個人向けの返金は10月21日) 無料で試す方法 返金
ChatGPT 無料版 原則なし。個人向けのプランを使っていなければ、請求日から7日以内に問い合わせると、OpenAI の判断で返金されうる
Gemini 無料版。Google Workspace は14日間無料 法律で求められる場合を除き、残りの期間の払い戻しなし
Claude 無料版 利用規約や法律で求められる場合を除き、なし
Copilot 無料の Copilot。Microsoft 365 Personal・Family・Premium は1か月の無料試用 個人向けは多くの場合、最初の購入から30日以内か最初の定期請求日の前の早いほうまでに解約すれば返金(製品ごと・アカウントごとに1回)。2026年12月31日までの割引キャンペーンで買った Copilot Business は、購入後7日間なら日割りで返金

※2026年10月時点

各生成AIの無料版で、同じ下書きを頼んで見比べてから選ぶのもあり

自分が作るもの、職場で使う道具、入れる資料の扱いで生成AIの候補を2つほどに絞る。生成AIの無料版は、使えるモデルが有料プランと違うこともある。Microsoft 365 の Personal・Family・Premium には1か月の無料試用がある。

たとえば、先週の報告書の下書きを同じ指示で候補のそれぞれの無料版や無料試用に頼み、仕上がりと出典を見比べてから、申し込むサービスを決めるのも良いだろう。

【参照元】