Preferred Networks、AI翻訳「PLaMo翻訳」を53言語に拡大。会議翻訳も15言語で正式提供

Preferred Networksは10月7日、日本語の翻訳に特化したAIサービス「PLaMo翻訳」の大型アップデート版の提供を始めたと発表した。対応する言語を日本語と英語の2つから53に増やし、オンライン会議での発言を文字に起こして翻訳する会議翻訳機能も、15言語で正式に提供を始めた。
新しい版の翻訳モデルは、同社の国産大規模言語モデル「PLaMo」の第3世代を土台にしている。情報通信研究機構との共同研究から生まれた事前学習モデル「PLaMo 3 NICT」を基に、同社が翻訳向けに開発した。翻訳に絞った学習には、前の翻訳モデルの数百倍の計算量を使ったという。日英以外の言語は、ベータテストを経て今回正式に加えた。
会議翻訳は、Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsの会議のURLを指定して翻訳用のボットを参加させる仕組みだ。話し手ごとの発言をリアルタイムで文字にし、訳文を双方向にブラウザへ表示する。用語集に固有名詞や専門用語を登録でき、3つの言語が交じる会議でも使える。
同社は、自社のベンチマークを含めた評価で、日本語の翻訳精度が「GPT-6 Astra」などの海外のフロンティアモデルと同じ水準だったと説明する。同社の算出では、原文10万文字を訳す利用コストは約14円だ。PLaMo翻訳のAPIは公開されていないため、同じ世代のモデルを使う「PLaMo API」の料金から求めた。
大型アップデートに合わせ、11月末までキャンペーンを行い、期間中にLite個人プランを2か月無料にし、ほかのプランは割引価格で提供する。期間中は会議翻訳の利用上限も2倍にする。会議翻訳の無料トライアルは、これまでどおり続ける。同社は今後、モデルサイズの異なる第3世代の翻訳モデルを複数用意し、「PLaMoコミュニティライセンス」のもとでオープンウェイトモデルとして公開する予定だ。
【関連サイト】Preferred Networks「PFN、AI翻訳サービス PLaMo翻訳を大型アップデート、 世界最先端AIモデルと同等の日本語翻訳精度を大幅に低いコストで実現」









