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ニューヨーク市会計監査官、アンソロピックに自社が示したAIの安全性などの懸念に応えるまでIPOの一時停止を要請

Springl からの転載です。元の記事

ニューヨーク市のマーク・レビン会計監査官は、アンソロピックのダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)への10月14日付の書簡で、同社自身が示してきたAIの安全性、企業統治、開発の速度をめぐる懸念に十分かつ透明に応えるまで、計画中の新規株式公開(IPO)を一時停止するよう求めた。会計監査官は、資産が3,250億ドルを超える同市の年金基金の投資顧問や受託者などを務める。

書簡は、アモデイCEOが9月に公開したエッセイで「AIモデルの能力を高める速度を落とさなければならない」と書いたことを挙げた。同社がホワイトハウスと署名した合意は不十分だとし、上場の準備は安全性の懸念への対処や統治の体制づくりから資源と関心をそらすと主張した。

書簡はまた、同社が適切な監査と統制をどう実施するのか、統制が何を対象にするのか、時期の見通しを具体的に開示するよう求めた。統制が、AIモデルの能力向上の速度を落とすというアモデイCEOの呼びかけに十分に応えるのか、どう応えるのかの説明も求め、書面での回答を要請した。

アンソロピックは6月1日、IPOに向けた登録届出書の草案を米証券取引委員会(SEC)に非公開で提出したと発表した。SECの審査が終われば上場を選べるようになるもので、IPOは市場の状況などによるとし、株数と価格は決まっていないと説明していた。

同社は9月、第三者による独立した評価を強めると約束していた。同社によると、ホワイトハウスとの「超知能に関する合意」に署名しており、この合意で各社は独立した外部の監査人や評価者と組むことを約束した。10月15日には、評価機関METRのチームに社員並みのアクセスを与え始めたと発表した。METRはリスク評価の結果を公表し、同社は公表を拒めないが、あらかじめ決めた種類に当たると同社が最終的に判断した情報は伏せさせることができる。METRは、受けたアクセスと情報の程度について一定の範囲で述べる権利を持つ。10月15日の発表は書簡に触れておらず、書簡への同社の見解は同社の発表では確かめられなかった。

【発表資料】Office of the New York City Comptroller「Letter to Anthropic Re: Planned Initial Public Offering」
【参照サイト】Anthropic「Anthropic confidentially submits draft S-1 to the SEC」
【参照サイト】Anthropic「An update on independent evaluators」
【参照サイト】Dario Amodei「We Must Pace the Frontier」

画像:Editorial credit: Simon Platzer / Shutterstock.com