マイクロソフトのアイルランド拠点の調査で、アイルランドの働き手の47%がAIの影響でキャリアを見直し。前年は34%

マイクロソフトのアイルランド拠点(Microsoft Ireland)は2026年9月10日、同国の働き手を対象にした年次調査「Work Trend Index」の2026年版の結果を発表した。AIの影響でキャリアの道筋を見直していると答えた人は47%で、2025年の調査の34%から上がった。
調査は3GEMが行い、アイルランド共和国の働き手1,000人が答えた。回答者は全国の働き手を代表する構成で、臨時雇用やパートタイムの人、現場で働く従業員、知識労働者まで幅広く含む。2022年から2026年まで年ごとの変化を比べられる調査で、発表はこれを、マイクロソフトが世界規模で行う同名の調査を補う、アイルランド国内の調査と位置づける。
AIのスキルについては、労働市場で競ううえで今や欠かせないと答えた人が65%となり、2025年の50%から増えた。AIのスキルを伸ばせばキャリアアップの支えになるとみる人は61%、すばやく適応しないと取り残されると心配する人は59%だった。AIを同国にとって大きな経済的な機会とみる人は76%だった。
職場でAIツールを使う人は63%で、2025年の56%から増えた。自分の役割の中でAIエージェントが役立ちうる場面を挙げられる人も57%いた。一方、AIの研修や指導を十分に受けたと答えた人は40%、必要なAIツールや資源を勤め先が用意していると答えた人は44%、AIの使い方について経営陣の期待がはっきりしていると答えた人は48%だった。
発表は、AIの利用の統制(ガバナンス)をめぐる課題が大きくなっているとも指摘した。勤め先がふさわしい代わりを用意しなければ、無料や一般に公開されたAIツールを使うと答えた人は47%で、AIツールにどのデータを入れてよいかを定めた明確な決まりが組織にあると答えた人は51%にとどまった。
発表によると、調査結果は、同国でAIの機会を狭めている要因が働き手の意欲にはなく、組織がその意欲を実務の能力や信頼される導入、事業の価値に変えられる速さにあることを示唆している。
Microsoft Irelandのゼネラルマネージャー、キャサリン・ドイル(Catherine Doyle)は、働き手は将来に備えた新しいスキルの習得に取り組み、今の役割や将来の役割でAIをどう生かせるかを探っていると述べた。そのうえで、「今の課題は、組織がこの勢いについていけるかどうか」と話した。









