電通など4社、国内電通グループの約3,000人を対象に、顧客の現場に入るAI人材「FDE・FDM」の育成開始へ

電通は10月14日、電通デジタル、電通総研、イグニション・ポイントのグループ3社と共同で、国内電通グループの約3,000人を対象に、FDE・FDMと呼ぶ人材に必要な技能を身につけるプログラムを始めると発表した。プログラムでは、Google Cloudの企業向けAI基盤「Gemini Enterprise」を使う。顧客企業の現場に入ってAIによる業務の変革を進める体制を強めるのが狙い。
FDEはForward Deployed Engineer、FDMはForward Deployed Marketerを指す。発表は両者を、生成AIの活用を中心に据え、顧客の現場で事業の変革を支える実践型の人材と説明する。
対象者は、Gemini Enterpriseを実務でどう使うかから、業務の流れにどう組み込むかまでを学ぶ。電通は、生成AIの技術を学ぶことに加えて、マーケティングや事業の現場で課題をとらえ、プロジェクトを自分で率いることのできる人材を、グループ全体で育てる考えだ。
同社によると、FDEは顧客企業の現場に入り込み、伴走する形でAIによる変革のプロジェクトを進める。戦略の立案から日々の業務への組み込みまでの各段階で、国内電通グループの専門性とGemini Enterpriseを組み合わせる。
背景として電通は、生成AIを顧客体験の向上や企業の事業成長に結び付けるには、導入や業務の改善に加え、成長戦略を見据えた幅広い視点と、現場の課題に合わせた伴走型の支援が要ると説明する。国内電通グループは、社内のデータを横断して生かし、事業のあらゆる領域のAI活用の基盤とするGemini Enterpriseの利用も進める。
発表は、プログラムの開始日や期間、受講の形式を示していない。









