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Workday、約550社の求人で基本的なAIスキルの需要がピークから25%減。AIツールの構築などの需要は51%増

米Workdayは2026年10月5日、「October 2026 Global Workforce Report」を公表した。従業員と経営層の6,001人(意思決定者約1,780人を含む)を対象にした同社の世界調査では、AIが今いる従業員からより多くを引き出す助けになると予想する経営層は40%、人員が減ると予想する経営層は28%だった。報告書は、大半の経営層がAIで人員が減るとはみておらず、今ある仕事が変わると予想する一方、変化についていくための支援を受けていないと答える働き手も多いと説明する。

同社が、「Workday Recruiting」を使う約550社の求人の技能データ(匿名化したもの、2025年9月〜2026年7月)を分析したところ、簡単なプロンプトの作成のような基本的なAIスキルの需要は、2025年後半まで伸びて2026年1月にピークを迎え、その後の数か月で25%下がった。一方、AIツールの構築、業務の流れの自動化、AIエンジニアリングといった実践的な技能の需要は着実に増え、2025年9月と2026年7月を比べると51%伸びた。同社によると、企業が求める人材は、AIを使えるだけの人から、AIを使って作れる人に移った。

同じ期間に、求人での管理・リーダーシップの技能の記載は7%、研修の技能は13%減った。働き手の側では、2026年9月に世界のフルタイムの従業員6,000人に聞いた調査で、成功に必要な技能が分かっていると答えた人が79%だったのに対し、勤務先がその技能を伸ばす手助けをしていると答えた人は66%にとどまり、13ポイントの差があった。

同社が8月に5,944人の働き手を対象に行った「AI@Work Pulse」調査では、仕事のほぼすべてにAIを使う人の62%が、AIで今の技能の価値が下がると考えていた。同じ人たちの76%は、AIによって新しいキャリアの機会が開けると予想する。求職者では84%が、仕事探しにAIを使ったと答えた。

報告書は、昇進や社内異動といった、職場で成長する通常の道筋が停滞しているとも指摘する。WorkdayのHRソフトを使う従業員250人以上の企業の匿名化した人事データでは、社内で新しい職務に移る人が前年より減った雇用主は57%で、世界の昇進率はほぼ横ばいだった。同社の調査では、従業員の4割近くが、過去1年に勤め先で組織の再編や再構築があったと答えた。

同社のピープルシステム・インテリジェンス・サポート担当バイスプレジデント、フィル・ウィルバーン(Phil Willburn)は「従業員が仕事を変えていなくても、本人の仕事のほうが変わっている」と述べた。そのうえで、経営層は何が変わったのかを率直に示し、働く人が追いつける道を用意する必要があると話した。

【関連サイト】Workday「Workday Global Workforce Report: AI Is Rewriting Jobs More Than It’s Cutting Them」