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地方銀行95行の住宅ローン変動金利、生成AIの回答の約2割が公表値と不一致。アイリッジが調査

アプリ開発やマーケティングの支援を手がけるアイリッジは11月4日、全国の地方銀行と第二地方銀行の全95行を調べた「AI検索実態調査2026 地方銀行編」の結果を発表した。ChatGPT、Gemini、Perplexityに住宅ローンの変動金利を聞き、各行の公式サイトの公表値と比べると、判定できた回答のうち一致したのは79.3%で、5回に1回は違う数字だった。

定期預金の1年金利も聞いており、9月16〜17日に得た2つの金利の回答のうち判定できた1,600件を9月17日に取得した公表値190件などと照らし、複数の数字を挙げた回答はどれかが合えば一致と数えた。定期預金の一致率は75.2%、2つの金利を合わせると77.1%で、AI別ではGeminiが82.6%、Perplexityが77.9%、ChatGPTが70.7%だった。

公表値と食い違った回答は2つの金利で計366件あり、その9割は引用先に公式サイトを挙げていた。引用先が公式の正しいページでも、そこに載っていない数字を出した回答があった。指定とは別の公表値を答えた回答はChatGPTが、どの公表値とも合わない数字を答えた回答はPerplexityが最も多かった。

食い違いの向きをみると、住宅ローンは公表値を上回る優遇前の基準金利など、定期預金は公表値を下回る金利を示す例が多かった。2つの金利を合わせた366件のうち71%は、実態より不利な向きに外れていた。

アイリッジは銀行のサイトも、8月26〜27日に機械で調べた。95行のうち92行はAIのクローラーがアクセスできた一方、構造化データのJSON-LDがあるのは22行だった。測定した代表的な商品のページの文字情報から金利の数字を見つけられなかった銀行は37行あった。

質問はAPI経由で、AIがWebを検索して答える設定にし、位置情報は渡していない。同じ質問を各AIに3回ずつ聞いており、調査全体の5,607回には銀行の推奨を調べる質問も含まれる。

市を指定して相続の相談先を聞いた522回では、地方銀行を推奨した回答は0件だった。

【関連サイト】アイリッジ「【全95行調査】住宅ローン金利、AI回答の5回に1回は公式サイトと違う数字。7割は「実態より不利な方向」」