PwC、48の国・地域の労働者調査で、働き手の間のAIスキルの格差拡大を指摘
Springl からの転載です。元の記事

PwCは2026年9月29日、「2026 Global Workforce Hopes and Fears Survey」の結果を発表した。調査は2026年5月と6月に実施し、29業種にわたる48の国・地域の労働者49,364人が回答した。PwCは、AIの利用が広がる一方で、必要な学習・能力開発の資源を利用できるとの回答が減っており、AIスキルの格差が広がるなかで労働者の過半が取り残されるリスクがあると指摘する。
直近12か月に業務でAIを使ったと答えた労働者は64%で、前年から10ポイント増えた。生成AIを毎日使う人の割合も、前年の14%から22%に上がった。一方、必要とする学習・能力開発の資源を利用できるとの回答は51%にとどまり、前年は59%だった。
報告書は労働者を4つの層に分けた。スキルが希少でAIの能力も高い「フロントランナー(Front-runners)」は14%、スキルの希少性は比較的低いがAIを使ってより多くを生み出す「AIインサージェント(AI insurgents)」は18%、希少で雇用主の評価も高いスキルを持つがAIの習得はあまり進んでいない「インディスペンサブル(Indispensables)」は11%だった。56%を占めたのは、スキルが希少でなくAIの習得もあまり進んでいない「エンジンルーム(The Engine Room)」。
「エンジンルーム」の労働者で、必要とする学習・能力開発の資源を利用できると答えた人は5人のうち2人だけだった。報告書は、この層がAIの利用、新しいスキルの習得、既存の働き方を問い直すことで報われる傾向が低い一方、労働者の過半を占め、組織の日々の業務の大半を担うと指摘し、雇用主が特に注意を払う必要性を強調した。
「フロントランナー」では、29%が今後1年に雇用主を変える可能性が非常に高い、または極めて高いと答えた。PwCのグローバル・ワークフォース・リーダー、ピート・ブラウン(Pete Brown)は「世界の労働者が異なる速度で動き始めているという現実のリスクがある」と述べ、リーダーはスキルへの投資先や、最も必要な能力の保ち方をよく考える必要があるとの見方を示した。
【プレスリリース】PwC「Companies risk losing their most AI-savvy employees while leaving majority behind」




