商業ビル向けAIエネルギーソフトのNovele、シリーズAで1,700万ドルを調達
Springl からの転載です。元の記事

商業ビル向けに、AIを使ったエネルギーソフトウェアと分散型のエネルギー貯蔵ハードウェアを手がけるNoveleは2026年9月30日、シリーズAの資金調達を完了したと発表した。調達額は1,700万ドルで、Boisei Labsが主導した。Locke Health、建築環境分野のコンサルティング会社Arupのベンチャー投資部門Arup Ventures、建設会社のBarton Malowのほか、複数の大手商業用不動産の所有者・運営会社が参加した。同社は、募集枠を上回る申し込みがあったと説明する。
Noveleのプラットフォームは、ソフトウェア「BoardOS」とハードウェア「EnergyBoard」を組み合わせたもので、既存の入居中の商業ビルを対象とする。同社の説明では、このシステムによって商業ビルは電力をリアルタイムで予測し、組み替え、最適化できる。システムはUL 9540の認証(Listed)を取得し、屋内への設置が認められている。同社は、プラットフォームをデータセンターに広げるものとして「RippleBoard」を挙げる。
調達した資金は、エンジニアリング、導入、営業の各チームの拡充と、進行中の案件(パイプライン)での設置の拡大、BoardOSの開発と学習の継続に充てる。同社によると、Fortune 50の顧客で導入したシステムが稼働しており、26億平方フィートのパイプラインには2,000棟を超える建物が含まれる。
発表は、AIインフラ、データセンター、先端製造業が、拡張に数年かかりうる送電網に新たな需要をもたらし、米国の電力需要の伸びが加速していることを背景に挙げた。Noveleによると、電力を把握して能動的に管理できる建物群は分散型エネルギー資源になりえ、所有者に柔軟性を生みながら、制約の強まる送電網を支えうる。CEO兼共同創業者のチャールズ・コンウェル(Charles Conwell)は、電力需要の伸びが加速するなか「送電網には柔軟性が必要で、膨大な量が既存の建物の中に隠れている」と述べた。




