画像・動画生成AIの実行基盤を手がけるfal、シリーズEとFで合計16.5億ドルを調達。FにはNVIDIAも出資

画像や動画、音声のAIモデルを動かす基盤を提供する米falは11月3日、シリーズEとシリーズFで合計16.5億ドルを調達したと発表した。シリーズEはSequoia Capital、シリーズFはBessemer Venture Partnersがそれぞれ主導し、シリーズFにはNVIDIAも既存の投資家として出資した。
シリーズEは今年すでに完了しており、今回シリーズFとあわせて公表した。ラウンドごとの金額は発表に書かれていない。
falは資金を、モデルを大規模に動かす推論の処理能力と、次の開発を担うチームの2つに投じる。両ラウンドの資金は2027年に同社のエコシステム全体の活動に充て、チームが新しい研究や新しい創作の形に取り組む余地も生む。
同社の説明では、エンターテインメントのスタジオや広告代理店、ゲーム開発者などが、最終成果物を作る工程で同社自身のモデルを含む画像・動画・音声のモデルを動かしている。シリーズFを主導したBessemerは自社の記事で、Adobe、Canva、Amazonなどが本番の処理量をfalに移したと書いた。
Bessemerの記事によると、大規模言語モデルがトークンを1つずつ生成するのに対し、画像や動画のモデルはフレーム全体を何度も処理して仕上げるため、メモリや計算資源、遅延の扱い方が変わる。大規模言語モデル向けに作った実行基盤は、そのまま使えない。
falはモデルの追加学習にも取り組んでいる。同社の研究チームfal Researchは、MiniMaxが公開したH3の重みをもとに追加学習した動画生成モデル「H3 Max」を出し、10月19日にはFLUX 3を追加学習した動画生成モデル「FLUX 3 Max」の提供をBlack Forest Labsと共同で始めた。
Sequoia CapitalとNVIDIAは、falが1億4,000万ドルを調達したシリーズDで投資家に加わった。Bessemerは、シリーズBで初めてfalに投資し、その後のすべてのラウンドに参加した。
【関連サイト】fal「The work and the people behind the build」
【関連サイト】fal「公式 X の投稿」
【関連サイト】Bessemer Venture Partners「Investing in fal: the generative media company」









