英バークレイズ、今年のコスト削減策でフルタイム従業員約5,000人減の見込み。AIで生産性が上がるとして開発者も削減対象

英銀大手のバークレイズは10月22日、7〜9月期決算のアナリスト・投資家向け説明会で、今年実施する構造的なコスト削減策によりフルタイムの従業員が約5,000人減る見込みだと明らかにした。説明会の資料によると、従業員全体の約5%に当たり、必要に応じて集団・個別の協議を経ることが前提となる。グループ財務責任者のアナ・クロスは、グループの施策の約6割が支援部門に関するもので、その中にはAIで従業員の生産性が上がることによる開発者の削減も含まれると説明した。この割合は、7〜12月に実施する施策に基づく。
資料は削減策の中身として、組織の簡素化と、AIが推し進める技術の変化による効率化を挙げている。決算発表も、技術を生かしたフルタイム従業員の削減を見込み、コストを構造的に下げて事業に追加で投資する余力を生むと説明した。構造的なコスト削減策の費用は7〜9月期に2億100万ポンドで、10〜12月期にも約3億ポンドを予定する。
クロスによると、過去2年間は毎年、効率化で総額約7億ポンドの費用を減らしてきた。今年は施策を増やしたため、2027年の1年間で11億ポンドを超える削減を見込む。英国のリテール銀行部門のバークレイズUKでは、支店の人員配置を見直し、1支店あたりの従業員が過去1年で約10%減ったという。
質疑でクロスは、7〜12月に進めている変更は影響が大きいと述べた。そのうえで、変更は組織の簡素化と、AIで見え始めた影響の一部の両方に関係すると答えた。
ベンカタクリシュナンCEOは質疑の前の発表の最後に、データの標準化、基盤の刷新、業務手順の統一で効率化を進めていると説明した。AIについては大規模に使う方針を示しながら、「AIはケーキの上の飾りで、ケーキそのものではない」と述べた。質疑でも、AIは基盤や技術の枠組みの上に乗るものだと位置づけた。
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【関連サイト】Barclays「Barclays Q3 2026 Results Q&A transcript」
【関連サイト】Barclays「Barclays PLC Q326 Results Announcement」
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