Pythag Tech、AIで培養肉の生産工程を最適化する技術の開発にシードラウンドで425万ドルを調達
Springl からの転載です。元の記事

培養肉向けのデータと技術を手がけるPythag Techは10月22日、シードラウンドで425万ドルを調達したと発表した。同社は自ら肉を生産せず、培養肉の生産工程を最適化する技術を大企業に提供する。ラウンドはAzolla Venturesが主導し、Endurance28とほかの機関投資家が参加した。資金は、同社の生物データセットと、生産工程を最適化する機械学習のプラットフォームの拡充に充てる。
発表は、培養肉産業は登場以来、科学と規制の面で大きく進んだものの、高い費用と複雑さが商業化を制約してきたと説明する。同社は、研究室での大規模な実験をAIモデルに直接主導させている。実験の対象は、同社が培養肉の3つの主なコスト要因に挙げる増殖用の培地、細胞株の開発、バイオプロセスだ。同社によると、実験のたびに独自のデータセットが増え、モデルは生産を最適化して費用を下げる新たな条件を繰り返し見つけることが可能になる。
同社は、最適化した生産工程を食品会社にライセンスできる。今回の資金で同社は技術開発を続け、培養肉を採算のとれる商業規模で生産したい食肉生産者に、実用的な知見を届けることが可能になる。
Pythag Techの最高経営責任者のサミ・ナブルシは、次世代の培養肉は科学の実験をどれだけ効率よく生産モデルの改善につなげられるかで決まると述べ、研究開発の費用対効果と拡張性を高めるにはなお取り組みが要るとした。ラウンドを主導したAzolla Venturesの共同創業者でジェネラル・パートナーのマシュー・ノーダンは、社会が豊かになるほど肉の消費が増え、従来の生産方法ではその伸びに追いつくのが難しいと指摘した。そのうえで、培養肉が解決策になりうるのは、より低い費用で従来の肉と同等の機能を備える場合に限られるとの見方を示した。
【プレスリリース】Pythag Tech「AI for Cultivated Meat: Pythag Tech Closes $4.25 Million in Seed Funding」




